プライバシーマーク(Pマーク)制度について取得のメリットから申請方法まで解説!

【2026年10月時点の注記】
本記事は2022年12月の公開時点の情報をもとにしています。JIS Q 15001は2023年に改正され、プライバシーマークでは2024年10月1日から「構築・運用指針【JIS Q 15001:2023準拠】」に基づく申請受付が始まっています。個人情報保護法はその後も改正が行われており、2026年7月に公布された改正の内容は「【2026年7月公布】改正個人情報保護法で何が変わるか Pマーク運用に効く5つの論点」で解説しています。
現代のビジネスシーンでは、個人情報の慎重な取り扱いが常に求められています。また、個人情報の取り扱い方により、企業の信頼やイメージが左右される場合もあります。このような状況を受けて、企業側の打ち手のひとつとして挙げられるのが、「プライバシーマーク(Pマーク)」の取得と言えるでしょう。
しかし、プライバシーマーク(Pマーク)を取得するとどんな良いことがあるのか、取得するのはどのくらい大変なのか、あまり詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?この記事を通して、プライバシーマーク(Pマーク)制度や、取得のメリットについて一緒に学んでいきましょう。
この記事のポイント
- プライバシーマーク(Pマーク)制度は、JIS Q 15001に適合して個人情報の適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者を認定し、プライバシーマーク(Pマーク)の使用を認める制度
- 取得のメリットは、顧客(企業)・顧客(個人)・社内のそれぞれにある
- 個人情報の漏洩が起きれば、顧客や取引先からの信頼失墜につながるなど、とても大きな影響を受ける
- 付与の有効期限は2年。更新は、有効期限の満了の8ヶ月前から4ヶ月前までに申請書類を提出する
目次
プライバシーマーク(Pマーク)制度とは?
プライバシーマーク(Pマーク)制度は日本産業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム – 要求事項」に適合して、個人情報の適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者を認定して、その旨を示すプライバシーマーク(Pマーク)を付与し、事業活動に関してプライバシーマーク(Pマーク)の使用を認める制度です。
JIS Q 15001の適合性評価については、プライバシーマーク(Pマーク)付与機関である一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)及びプライバシーマーク(Pマーク)指定審査機関が審査します。審査機関はJUASです。JUASはプライバシーマーク(Pマーク)の申請の受付、審査、付与適格決定の業務をしています。
プライバシーマーク(Pマーク)の目的は以下の通りになります。
- 消費者に見える「プライバシーマーク(Pマーク)」で示すことで、個人情報の保護に関する消費者の意識向上を図ること
- 適切な個人情報の取り扱いを推進することにより、消費者の個人情報の保護意識の高まりにこたえ、社会的な信用を得るためのインセンティブを事業者に与えること
なぜプライバシーマーク(Pマーク)制度ができたのか
平成15年5月30日に民間の事業者を対象とする「個人情報の保護に関する法律」が制定・公布され、平成17年からは全面的に施行されました。個人情報を取り扱う事業者はこの法律に適合することが求められるようになりました。
インターネットの使用が当たり前になった現代では、個人情報の流出が起こってしまった場合、取り返しのつかないことになります。個人情報の流出はなくて当たり前。このような世の中の流れに沿ってプライバシーマーク(Pマーク)制度ができたと考えられます。
プライバシーマーク(Pマーク)取得のメリット
プライバシーマーク(Pマーク)取得によって、様々なメリットを得ることができます。そのメリットについて、詳しく解説していきます。
| 対象 | メリット |
|---|---|
| 顧客(企業) | ① 個人情報の取り扱いが適切な企業としてアピールできる ② 取引要件を満たすことができる |
| 顧客(個人) | ① 自社サービスを安心して利用してもらえる ② 世間への認知度 |
| 社内 | ① 新卒採用に有利になる ② 従業員ひとりひとりの意識向上につながる |
顧客(企業)に対するメリット
① 個人情報の取り扱いが適切な企業としてアピールできる
個人情報の適切な取り扱いをしている企業であるということを、プライバシーマーク(Pマーク)を提示することで示すことができます。また、これは第三者機関からの評価なので、信用度が高くなります。
また、新規で仕事の依頼をする前にはホームページを確認することが多いはず。そんな時、プライバシーマーク(Pマーク)の掲載があれば、個人情報の取り扱いについて信用できる企業だという評価をされます。これにより、新しい取引先を増やすことに繋がるのです。
② 取引要件を満たすことができる
昨今では、企業間の取引の必要要件としてプライバシーマーク(Pマーク)の有無があげられることが多くなってきています。業界によっては、入札要件になることも多いです。
プライバシーマーク(Pマーク)は、個人情報の取り扱いをするならば持ってなくてはならないものになりつつあります。今後の経営戦略を考え、取得しておけばよかったと後悔する前に、取得する企業が近年増加しているのも納得です。
顧客(個人)に対するメリット
① 自社サービスを安心して利用してもらえる
近年、個人情報漏洩のニュースを見聞きした人も多いのではないでしょうか?このようなニュースを受け、世間の個人情報の取り扱いへの関心は高まっています。特に、個人情報を入力してから利用するようなWeb上でのサービスでは、個人情報の適切な取り扱いが必要不可欠です。
第三者機関からの認定となるプライバシーマーク(Pマーク)を取得し、公式に掲載することで、サービス利用者の安心につなげることができ、サービスの利用拡大に繋がります。
② 世間への認知度
情報セキュリティの適切な取り組みを示す規格には、「ISO27001」というものもあります。しかし、BtoC業界で考えるならば、やはりプライバシーマーク(Pマーク)の方が認知度が高いでしょう。
専門的な知識がなくても、一目でプライバシーに気を遣っているとわかるプライバシーマーク(Pマーク)を取得することで、多くの個人顧客にアピールできるというメリットが得られます。
社内のメリット
① 新卒採用に有利になる
個人情報の保護は、顧客に対してのみ必要なことではありません。企業内部の従業員の個人情報の取り扱いも、顧客の情報の取り扱いと同等に、大変重要です。
自分の個人情報がすぐに流出してしまうような企業に就職しようという人はいません。社内での個人情報の取り扱いが整備されていることを証明することで、良い人材を集めることができます。
② 従業員ひとりひとりの意識向上につながる
プライバシーマーク(Pマーク)の取得・運用に際し、従業員の個人情報保護の意識を高めることができます。
プライバシーマーク(Pマーク)を取得していても、結局、個人情報漏洩が起こってしまう原因は、人為的なミスです。ひとりひとりが意識を高く持って仕事に取り組むことで、ミスによる個人情報漏洩のリスクを低減し、企業全体で意識を高めることにつながるのです。
個人情報漏洩の影響
ここまで、プライバシーマーク(Pマーク)の取得により得られるメリットを確認してきました。
数ある情報資産の中でも、個人情報は特に重要な資産です。その漏洩が起きれば、顧客や取引先からの信頼失墜につながるなど、とても大きな影響を受けます。具体的に、どのような影響が考えられるのでしょうか? 順を追って見ていきましょう。
会社のイメージダウン・取引停止
個人情報を漏洩させてしまった場合、損害賠償だけでなく、法律によって罰則が科される場合があります。また、漏洩が従業者の故意によるものである場合、会社の規程により懲戒処分の対象になる可能性もあります。
プライバシーマーク(Pマーク)を使用するにあたって
ここまで情報漏洩をしてしまった際に考えられる影響を見てきました。
情報漏洩を引き起こさないためにも、会社全体の意識向上にも役立つプライバシーマーク(Pマーク)の取得・運用を考えている方もいらっしゃるかもしれません。ここではそんな方々のために、プライバシーマーク(Pマーク)を取得した後の、プライバシーマーク(Pマーク)の使用にあたって注意すべきポイントを、説明していきます。
使用の契約について
付与機関はプライバシーマーク(Pマーク)付与認定を受けた事業者との間に、「プライバシーマーク(Pマーク)付与契約」を結びます。契約期間は付与の期限である2年間になります。契約を結ぶことでプライバシーマーク(Pマーク)を事業活動に活用することができます。
使用の規定について
認定を受けた事業者がプライバシーマーク(Pマーク)を使用するときは、「プライバシーマーク(Pマーク)使用規約」を守らないといけません。違反した場合、プライバシーマーク(Pマーク)の付与を取り消すなどの措置が取られます。プライバシーマーク(Pマーク)は次のような場所等に使用できます。
- 店頭
- 契約約款
- 封筒
- 宣伝
- 広告資料
- 説明書
- 便箋
- 名刺
- ホームページなど
有効期限について
1回の認定によるプライバシーマーク(Pマーク)の付与の有効期限は2年です。
以降は2年毎に更新を行うことができます。更新の手続きは、有効期限の満了の8ヶ月前から4ヶ月前までに、申請書類を提出することで審査を受けられます。
まとめ
本記事では、プライバシーマーク(Pマーク)制度について、プライバシーマーク(Pマーク)の手続きの流れについて説明してきました。
この記事のまとめ
- 個人情報の扱いについて世間全体が慎重になっている時代、プライバシーマーク(Pマーク)の取得はこれからの企業にとって大切になっている
- 取得によって様々なメリットを得られる一方、プライバシーマーク(Pマーク)の取得はそんなに容易ではない
個人情報の扱いについて世間全体が慎重になっている時代、プライバシーマーク(Pマーク)の取得が、これからの企業にとって大切になっているということもわかっていただけたのではないでしょうか?
取得によって様々なメリットを得ることができます。しかし、プライバシーマーク(Pマーク)の取得はそんなに容易ではありません。私たちと一緒にプライバシーマーク(Pマーク)取得に向けて取り組んでみませんか?
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- 費用:税抜き49万円〜
- プライバシーマーク(Pマーク)審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍
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- Pマーク・ISMS・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXのワンストップ支援
【2026年10月1日現在の注記】
株式会社UPFの支援実績は、累計5,695社です(うちPマーク4,261社、ISMS 1,199社、TISAX 110社〈2026年9月時点〉)。数字の定義と集計時点は「UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠」をご覧ください。
Pマーク新規取得の支援費用は49万円〜(税抜)で、取得時・更新時ともに全額返金保証が付いています。
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よくある質問(FAQ)
Q. Pマーク取得にはどのくらいの期間・費用がかかりますか?
A. 一般的に6〜12ヶ月、費用相場120万円〜(審査料金:2026年10月以降の新規申請で小規模約34万円・中規模約69万円〈税込〉+コンサルティング費用)です。株式会社UPFは税抜き49万円〜・業界トップクラスの実績で最短サポートを提供します。
Q. コンサル会社なしで自社だけで取得できますか?
A. 可能ですが多大な工数が必要です。コンサル利用で大幅に工数削減でき、審査通過率も向上します。
Q. Pマーク・ISMSはどんな企業が取得すべきですか?
A. 個人情報を扱う企業全般が対象です。特にIPOを目指す企業、大企業との取引企業、EC・医療・教育機関に強く推奨されます。
株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)
株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。
- 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
- 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
- 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
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- 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
- 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
- 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠
この記事を書いた人
株式会社UPF
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