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AI利用ガイドラインは自社で作る?テンプレート?専門家に依頼?3つの作り方を費用・期間・注意点で比較【2026年】

AI利用ガイドラインの3つの作り方を比較|自社作成・テンプレート・専門家依頼の違い

「社内でもAIを使い始めたので、利用ルールを決めておきたい」
この1年で、こうしたご相談を本当に多くいただくようになりました。

総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると、生成AIのリスク対策として日本企業で最も多かった回答は「全社的な指針やガイドラインを整備している」(41.1%)でした。
一方で、IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」では、AIを導入・検討している企業の39.7%が「適切な利用を管理するためのルールや基準の作成が難しい」と答えています。
ガイドラインが必要なことは分かっていても、作り方で立ち止まっている企業が少なくないことがうかがえます。

AI利用ガイドライン(AI社内ガイドライン)の作り方は、大きく分けて「自社で一から作る」「公的なひな形・テンプレートを使う」「専門家に依頼する」の3つです。
本記事では、それぞれの費用・期間・向いている企業・注意点を比較し、自社に合った進め方を選ぶための判断基準を整理します。

この記事の結論

  • 社内に法務・情報システムの担当者がいて、時間をかけられるなら自社作成も選択肢です。ただし「何を、どこまで書けば十分か」の判断が最も難しいところです。
  • 公的なひな形(JDLA「生成AIの利用ガイドライン」など)は無料で使える一方、自社の業務や扱う情報に合わせた修正が前提です。
  • 期限があり、自社の実態に合った内容に短期間で仕上げたい場合は専門家への依頼が確実です。UPFのAI利用ガイドライン策定支援はスタンダード15万円〜(税別)・最短2週間で納品です。

※本記事は、AI利用ガイドラインの策定支援を行う株式会社UPFが作成しています。公的資料・各社の情報は、2026年10月時点で確認した内容です。

AI利用ガイドラインの3つの作り方を比較

AI利用ガイドラインの3つの作り方の比較図(自社で一から作る・公的なひな形を使う・専門家に依頼する)

3つの方法の違いを、表にまとめると次のとおりです。

自社で一から作る公的なひな形を使う専門家に依頼する
外部費用かからない無料で使えるものが多い依頼先により異なる
(例:UPFは15万円〜・税別)
社内の負担大きい(調査・執筆・調整)中程度(自社向けの修正)小さい(ヒアリング・確認が中心)
期間担当者の時間次第担当者の時間次第例:UPFは最短2週間
自社への合い方担当者の知見次第修正の深さ次第ヒアリングにもとづき調整
主な注意点抜け漏れや分量の判断が難しい公開時期が古いものもあり、そのままでは実態と合わない依頼先によって成果物の範囲が異なる
向いている企業法務・情報システムの担当者が時間を確保できる企業まず最低限のルールを早く整えたい小規模な企業期限がある企業、取引先への説明が必要な企業

費用だけで比べると、自社作成やひな形の活用が有利に見えます。
ただし実際には、「何をどこまで書くか」の判断と、担当者の工数が大きな負担になります。
ここからは、それぞれの方法をもう少し詳しく見ていきます。

自社で一から作る場合:自由度は高いが「正解」の判断が難しい

自社で作る最大の利点は、業務の実態をよく知る社員が書けることです。
外部費用もかかりません。
一方で、多くの企業がつまずくのは「何を、どこまで書けば十分なのか」という判断です。

AIの利用ルールは、入力してよい情報、使ってよいツール、生成物の確認方法、著作権への配慮、事故が起きたときの報告など、論点が多岐にわたります。
書きすぎれば社員が読まなくなり、足りなければ肝心な場面で判断に迷います。
担当者が通常業務と兼務している場合、検討が長引き、そのあいだにAIの利用だけが先に広がってしまうことも少なくありません。

PR会社の株式会社LITA様も、ご依頼前は「完成イメージが全く分からなかった」と振り返っています。
AIで壁打ちをしても、作ったものが本当にこれでよいのか判断がつかない——これは、私たちがご相談のなかで最もよく伺うお悩みでもあります。

公的なひな形・テンプレートを使う場合:無料で始められるが、修正が前提

ゼロから書くのが難しい場合は、公的機関や業界団体が公開している資料を土台にする方法があります。
代表的なものは次のとおりです。

  • JDLA(日本ディープラーニング協会)「生成AIの利用ガイドライン」:企業が生成AIの利用ルールを作るためのひな形です。2023年5月に第1版、同年10月に第1.1版が公開されています。JDLAは、無料でダウンロードして利用でき、組織の目的に合わせて必要な追加・修正を加えて使うよう案内しています。
  • 経済産業省・総務省「AI事業者ガイドライン」:AIを開発・提供・利用する事業者に向けた国の指針です。2024年4月に第1.0版が公表され、2026年3月に第1.2版へ改訂されています。第5部が「AI利用者に関する事項」で、別添としてチェックリストとワークシートが用意されています。
  • 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月):個人情報を含むプロンプトを入力する際に、利用目的の範囲内かを十分確認することなどが示されています。

ただし、ひな形はあくまで「出発点」です。
JDLAのひな形の最新版は2023年10月公開のもので、その後に改訂された国のガイドラインの内容などは反映されていません。
AI事業者ガイドラインのチェックリストも、自社の事業に合わせてカスタマイズして使うことが前提になっています。

自社で使っているAIツール、扱う個人情報や顧客情報、社員の使い方に合わせて書き換える作業は、結局のところ自社で行う必要があります。
ひな形を使う場合も、修正の判断ができる担当者を決めておくことが大切です。

専門家に依頼する場合:短期間で、自社の実態に合った形に整えられる

専門家に依頼すると、ヒアリングをもとに、業務内容や扱う情報に合わせたガイドラインを短期間で整えられます。
依頼先には、セキュリティ会社、ITベンダー、法律事務所、認証コンサルティング会社などがあり、成果物の範囲や料金の考え方はさまざまです。

たとえば、公式サイトで料金を公開している例として、株式会社大塚商会の「生成AI利用セキュリティガイドライン策定支援サービス」は、ガイドライン策定支援プランが40万円(税別)、ひな型提供プランが20万円(税別)です。
法律事務所は個別見積もりのことが多く、法的なリスクの整理まで含めて相談できるのが特長です。
依頼先のタイプごとの違いは、「AI利用ガイドライン策定支援のおすすめ比較【2026年】依頼先5タイプと費用・選び方」で詳しく整理しています。

UPFの「AI利用ガイドライン策定支援」では、専門のコンサルタントがヒアリングからガイドライン本文の作成までを担当し、社内周知用の説明資料もセットでお渡しします。
スタンダードプランは15万円〜(税別)(税込16.5万円〜)、最短2週間で納品しています。
Pマーク・ISMSを取得している企業様には、既存の情報セキュリティ規程・個人情報保護規程と整合する形で設計します。

先ほどのLITA様は、AIを活用した自社ツールの完成に合わせ、残り2〜3週間というスケジュールでご依頼くださいました。
「ポイントすら伝えられない」というところから、「御社の状況ならこれぐらいの分量で、こういう項目があれば十分」とご提案し、期日に合わせて納品しています。
詳しくはLITA様の導入事例(動画・インタビュー全文)をご覧ください。

迷ったときの判断基準

どの方法が合うかは、次の4つの問いで整理すると判断しやすくなります。

  • いつまでに必要か:AIツールの全社導入や取引先への回答など、期限が決まっている場合は、専門家に依頼したほうが確実です。
  • 社内に書ける人がいるか:法務・情報システム・情報セキュリティの担当者が時間を確保できるなら、自社作成やひな形の活用も現実的です。
  • 扱う情報の重さ:顧客の機密情報や個人情報を多く扱う企業ほど、入力してよい情報や事故時の対応を具体的に決めておく必要があります。
  • 社外に説明する場面があるか:取引先のセキュリティチェックなど、ルールの内容を説明する場面がある場合は、根拠をもって説明できる内容にしておくと安心です。

なお、どの方法で作った場合でも、ガイドラインは作って終わりではありません。
社員への周知、質問への対応、新しいツールが増えたときの見直しまで含めて運用していくことで、初めて実効性のあるルールになります。

よくあるご質問

Q. AI利用ガイドラインは、テンプレートをそのまま使っても問題ありませんか?

ひな形は出発点としては有効ですが、そのままでは自社の業務や利用ツールと合わない部分が出やすくなります。JDLAも、組織の目的に合わせて必要な追加・修正を加えて使うよう案内しています。

Q. AI利用ガイドラインの作成を専門家に依頼すると、費用はどのくらいですか?

依頼先や成果物の範囲によって異なります。UPFのスタンダードプラン(ガイドライン本文+社内周知用の説明資料)は15万円〜(税別)です。公式サイトで料金を公開している例では、大塚商会のガイドライン策定支援プランが40万円(税別)です。法律事務所は個別見積もりのことが多くなっています。

Q. 作成にはどのくらいの期間がかかりますか?

自社で作る場合は、担当者が確保できる時間によって大きく変わります。UPFのスタンダードプランは最短2週間、平均1か月ほどで納品しています。

Q. ISMSやPマークを取得していなくても依頼できますか?

はい。UPFでは、ISMS・Pマークの有無にかかわらずご依頼いただけます。取得済みの企業様には、既存の規程と整合する形でガイドラインを設計します。

まとめ:自社の「期限」と「書ける人」で選ぶ

AI利用ガイドラインの作り方には、自社作成、ひな形の活用、専門家への依頼の3つがあります。
費用だけで比べると自社作成やひな形が有利に見えますが、実際には「何をどこまで書くか」の判断と、担当者の工数が大きな負担になります。

期限が決まっている場合や、扱う情報が多い場合、取引先に説明する場面がある場合は、専門家の力を借りることで、短期間で自社に合ったルールを整えられます。
「まだ何も決まっていない」という段階でも、お気軽にご相談ください。

AI利用ガイドラインの策定は、UPFにご相談ください

ガイドライン本文+社内周知用の説明資料のスタンダードプランは15万円〜(税別)・最短2週間で納品。全国対応で、都内のお客様は訪問での打ち合わせにも追加費用なしで対応します。現在の状況を伺ったうえで進め方をご提案する、オンライン無料相談を実施しています。

▶ AI利用ガイドライン策定支援の詳細・無料相談のご予約はこちら
お電話でのお問い合わせ:03-6661-0846(平日9:00〜18:00)

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参考・確認元(いずれも2026年10月確認):
総務省「令和8年版 情報通信白書」
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX動向2026」
一般社団法人日本ディープラーニング協会「資料室(生成AIの利用ガイドライン)」
経済産業省「AI事業者ガイドライン」
個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」
株式会社大塚商会「生成AI利用セキュリティガイドライン策定支援サービス」

株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)

株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。

  • 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
  • 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
  • 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
  • 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
  • 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
  • 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
  • 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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