個人情報保護法

【2026年9月時点の情報】
本記事は2017年9月の公開時点の情報です。個人情報保護法は、2017年5月に改正法が全面施行された後も改正が続き、2022年4月にも改正法が全面施行されています。
個人情報保護法とは(要点)
- 個人情報保護法とは、2003年5月に一部成立し、2005年4月に全面施行された、個人情報の保護に関する法律
- 個人情報取扱事業者が、監督機関(現在は個人情報保護委員会)の命令に従わなかった場合などに、刑事罰が問われることが明記されている
- 2017年5月から改正個人情報保護法が施行され、データベース化された個人情報を事業に用いる事業者が全て対象となった
個人情報保護法とは
個人情報保護法とは、2003年5月に一部成立し、2005年4月に全面施行された、個人情報の保護に関する法律のことを言います。個人情報保護法では、個人情報データベースなどの個人情報を取り扱い、事業などに使用する企業や業者は、個人情報取扱事業者として、監督機関(2017年5月以降は個人情報保護委員会)への報告や個人情報の適切な管理、改善措置への追従などの処置を行わなかった場合に、刑事罰が問われることが明記されています。
個人情報保護法の制定に至った背景には、次のようなことがあります。
- 情報化社会の世界的な拡大
- プライバシーに関する意識の高まり
- 欧州連合における個人情報の保護への指令
- 個人情報保護条例を制定する自治体の増加
- 住民基本台帳法改正の流れから、個人情報保護における法整備の要請があったこと
個人情報保護法における個人情報とは、生存者である個人を特定しうる、氏名や生年月日、住所、職種、財産、身体、音声、映像、評価に関する情報などのことを言います。
故人に関する情報であっても、故人の遺族が生存しており、その遺族を特定しうる情報であれば、生存している遺族の個人情報として、取り扱われることから、非常に多くの情報が、個人情報に該当します。地方自治体や国、地方独立行政法人、独立行政法人などは、個人情報取扱事業者には該当しません。なお、改正前は過去6ヶ月間を通して5000人以下の個人情報しか取り扱っていない事業者も対象外でしたが、2017年5月の改正法全面施行でこの要件は撤廃されています。
そのため、一般的な個人事業主はほとんどの場合、個人情報保護法の対象外となっていましたが、法改正により、小規模の事業主でも個人情報保護法が適用されるようになりました。
個人情報保護法のお役立ち情報
個人情報保護法は、2017年5月から改正個人情報保護法が施行されたことから、従来の保護法よりも適用範囲がより厳格なものになりました。以前の個人情報保護法と比べて、大きく変わった点と言えば、改正前は、過去半年間に、取り扱う個人情報が5000名以下だった場合は適用外とされていた小規模事業者が、改正後には、データベース化された個人情報を、事業に用いる事業者が全て対象となった点です。
この場合の事業とは、営利目的や非営利目的などの目的を問わず、個人情報を利用して事業を行った時点で対象となります。そのため、自治会や町内会、同窓会などの小規模の集まりなども、個人情報取り扱いに関するルールに基づいた運用を義務付けられました。個人情報保護法では、個人情報の取り扱いの方法を規定されているものの、一般的な常識の範囲内で適切な管理を行えば、罰則を受けることはありません。
個人情報を新たに取得する場合には、個人情報を利用する目的を対象者にアナウンスした上で取得し、人種や犯罪歴、社会的身分などの偏見などが生じる可能性のある情報に関しては、要配慮個人情報として、取得時に対象者の同意を得ることが必要とされています。また、個人情報を、利用目的外で無断で利用することは禁じられており、個人情報の取得時とは異なる利用目的で、情報を利用される場合にも、対象者の同意が必要です。
個人情報の管理方法などはガイドラインなどにも記されています。
株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)
株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。
- 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
- 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
- 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
- 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
- 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
- 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
- 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠
この記事を書いた人
株式会社UPF
同じテーマの記事はこちら
SSL
SSLとは(要点) SSLはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でのデータを暗号化して送受信する仕組み SSLを採用しているページはURLの前に鍵のマー […]
秘密保持契約(NDA)
秘密保持契約(NDA)とは(要点) 秘密保持契約(守秘義務契約)は、契約する相手との間で共有する業務内容を当事者以外の人や会社に漏らすことを禁止する契約 法律上の守秘義務ではなく契 […]
ウイルス
ウイルスとは(要点) コンピューターウイルスは、プログラムで構成されたもので、使用者に損失を与えようとし、自然発生せず必ず人の手によって生み出される 被害の内容は、いたずら目的のも […]
オプトアウト
【2026年10月時点の注記】 本記事は2017年10月の公開時点の情報をもとにしています。個人情報保護法はその後も改正が行われており、2026年7月に公布された改正の内容は「【2 […]
なりすまし
なりすましとは(要点) なりすましとは、本人ではないのに、あたかも本人であるかのように演じる行為で、法律に触れる行為 インターネットでは匿名を使えるため、顔も見せずに、証拠も余り残 […]