自社がプライバシーマーク(Pマーク)取得が必要かどうかを調べる方法

【2026年10月時点の注記】
本記事は2016年11月の公開時点の情報をもとにしています。プライバシーマークの申請料・審査料・付与登録料・再現地審査料は、2026年10月1日の申請分から改定されています。改定後の料金は「プライバシーマークの審査料金が2026年10月から改定に|値上げの背景と取得・更新企業が今すべきこと」をご確認ください。JIS Q 15001は2023年に改正され、プライバシーマークでは2024年10月1日から「構築・運用指針【JIS Q 15001:2023準拠】」に基づく申請受付が始まっています。
プライバシーマーク(Pマーク)とは、個人情報の保護体制をきちんと整備している会社であることを証明する第三者認証のことで、審査機関である日本工業規格の「JISQ15001:個人情報保護マネジメントシステム要求事項」の規格に適合し、認められた企業に対して付与される認証制度です。
とはいえ、ご自身の会社に「本当にPマークを取得する必要があるかどうか分からない」という方も多くいらっしゃいます。
そもそも、Pマーク取得の本来の目的は、個人情報を適切に扱う仕組みを作り上げることですので、「同業他社が取得しているから、うちも取得しておこう」という類のものではありません。
また、Pマークは一度取得したらそれでお終いという制度ではなく、その後の運用も義務となります。
自社がPマークの取得が必要かどうかを調べる方法とは、まず、現在どのくらいの個人情報の取り扱いをしているのか、すべて洗い出して調べる必要があります。
自社で、直接取得する顧客などの個人情報が多い場合、つまり、「B to C(Business to Consumerの略)」が主体となっていて、消費者を相手にしたサービスなどに携わっている企業の場合には、Pマークの取得が必要となってくるでしょう。
この記事のポイント
- 自社にPマークが必要かどうかを調べるには、まず現在どのくらいの個人情報の取り扱いをしているのか、すべて洗い出して調べる
- 「B to C」が主体の企業や、膨大な個人情報を取り扱う派遣会社などでは、Pマークの取得が必要となってくる
- 取得方法は自社で目指す方法とコンサルティングサービスを活用する方法の2通りで、コンサルティング会社のサポートでは通常6か月程度、自社では長ければ2年ほど掛かる場合がある
- マーク取得はスタートラインに立っただけで、取得後もPDCAサイクルの中で継続し、2年後の更新審査をクリアしなければならない
目次
プライバシーマーク(Pマーク)は派遣会社に必要?
プライバシーマーク(Pマーク)の取得が必要な業種に、とくに決まりはありません。Pマークの取得とは、従業員の個人情報も含む企業内のすべての個人情報が対象となっていて、次のように実にさまざまな要求があります。
- 個人情報の取得
- その利用方法
- 委託
- 提供
- 安全管理
- 情報セキュリティ
- 開示等要求対応
- 苦情対応
個人情報を取り扱う企業でいえば、「派遣会社」などは、その最たる業種であると言えます。
まず、派遣会社で働く派遣社員の個人情報について言えば、一般の企業と比較しても膨大な量になりますし、派遣会社の場合には、人材を派遣先に派遣しますので、そこから人事に関連する情報を受け取る必要があります。
さらに、派遣元の企業情報なども決して漏洩が許されるものではありません。
自社に登録している派遣社員の情報だけではなく、取引先となる派遣元からもさまざまな情報を預かることになりますから、一般の企業に比べて、さらにしっかりと情報保護体制が整っている企業であるという証明が必要になってきます。
派遣会社に登録する派遣社員からも、派遣先の企業からも非常に厳しい目で見られている業種ですので、しっかりとした体制作りを行っていく必要があるのです。
ただし、Pマーク取得に必要なコストは決して安価ではありませんので、確実な取得や安定した運用を目指すためには、「プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービス」などのコンサルティング会社などを利用しながら、できるだけ低コストでスムーズな取得、運用を目指すことが大切になってくるでしょう。
プライバシーマーク(Pマーク)取得方法は複数ある
プライバシーマーク(Pマーク)を取得する方法は、自社(社内)でマークの取得を目指す方法と、「プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービス」などのコンサルティングサービスを活用して取得を目指す方法の2通りがあります。
もちろん、自社で取得をする場合には、コンサルティング料金などは不要となりますが、通常は、会社の人間が通常の業務と兼任で担当することが多いため、マークの取得までに時間を要してしまうケースが多く見られます。
コンサルティング会社にサポートしてもらいながら取得をする場合には、通常6か月程度の期間で完了しますが、これまで取得経験のない自社で取得を目指す場合には、長ければ2年ほど掛かってしまう場合があります。
その間の担当者の業務効率の低下や疲労度などを考えると、決してコスト削減に繋がっていないというのが現状のようです。
コンサルタントを介する場合には、これまでの経験からポイントを押さえたうえで、個人情報の取り扱い方法の見直しなどを行えるうえに、必要最小限のスタイルで無理のない長期的な運用が可能となります。
自社で取得を目指す場合には、どうしても得手不得手の分野がありますので、体制作りに偏りがあるというデメリットが生じてしまいます。
さらに、通常の業務が忙しいので、限られた少ない時間の中で社内全体に情報の取り扱い方法を伝達し、遂行していくことは極めて困難です。
コンサルティング会社を効率よく利用すれば、取得までがスピーディなうえ、取得後には、定期的なセミナーの開催や無料相談なども充実していますので、スムーズな運用を確保することができます。
プライバシーマーク(Pマーク)取得後に変わる事
プライバシーマーク(Pマーク)を取得された企業では、「取得するよりも、取得後の運用が想像以上に大変だった」という声が多く聞かれます。
Pマーク制度とは、マークを取得することは、単にスタートラインに立っただけでしかなく、決してゴールではありません。
マークを取得した後には、個人情報を社内で保護するPMS(個人情報保護マネジメントシステム)を構築し、安定したPDCAサイクル(計画=PLAN、実施=DO、監査=CHECK、見直し=ACT)の中で、長期にわたって継続していくことが大切です。
さらに、今後厳しくなっていくであろう情報社会の中では、運用精度をさらに上げていく必要があります。
そのため、PMS(個人情報保護マネジメントシステム)が、JIS Q 15001の要求事項を満たしているか否か、個人情報保護監査責任者による定期的なチェックが必要となります。
一定のルールに基づいて内部監査を定期的に行い、2年後の更新審査にクリアしなければならないのです。
一般企業の多くは、担当者をPマーク専任で確保することが難しいため、どうしても担当者の日常業務に支障が出てしまったり、担当者が転勤になってしまうなど、うまく業務を引き継ぐことができないケースも多々あります。
取得の際には、自社で手探りで調べるなどして何とか取得はしたものの、その後の運用になって行き詰まってしまったため、運用からはコンサルタント会社に任せているという企業も増えているようです。
もしも、現在の運用方法に行き詰まりを感じている場合や、もう少し効率良く運用を行いたいという場合にも、「プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービス」などのコンサルタントの活用はおすすめです。
プライバシーマーク(Pマーク)の取得には、想像以上にコストが掛かるのが事実です。
費用は、会社の規模などによって異なりますが、一般的な中規模企業が新規でマークの取得を検討する場合には、次のとおりです。
| 費用 | 金額 |
|---|---|
| 申請料 | 約5万円 |
| 審査料 | 約46万円 |
| 付与登録料 | 約10万円 |
申請料・審査料・付与登録料など、標準取得の場合であっても、基本料金が70万円程度と決して安価ではありません。
ここで、少しでもそのコストを削減するためには、いかにスピーディな取得を目指し、適切なルーチンを構築して、安定稼働を行うかということが大きなポイントとなってきます。
新規取得の場合には、もちろん社員ひとりひとりの個人情報に対する意識の改革や学習も必要となってきますし、業種などによってはスキル的に難しい面も出てくるでしょう。
もしも、あなたご自身がPマーク取得の担当者に選ばれたのであれば、まずは情報の洗い出し、次にご自身が置かれている状況、現在の業務と並行してどこまでの取得活動ができるのかという現状の把握が大切です。
そして最後に、できるだけ信頼度の高いコンサルティング業者を調べること。そして、コンサルタントのアドバイスに基づいて、企業の規模、業種に適切かつ合理的な取得を目指すことが大切です。
✅ 株式会社UPFの実績・特徴
- 多くの企業様への支援実績
- 業界トップクラスのPマーク・ISMS取得コンサル会社
- 費用:税抜き49万円〜
- プライバシーマーク(Pマーク)審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍
- 全国対応・完全リモート対応でどこからでも相談可能
- Pマーク・ISMS・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXのワンストップ支援
【2026年10月1日現在の注記】
株式会社UPFの支援実績は、累計5,695社です(うちPマーク4,261社、ISMS 1,199社、TISAX 110社〈2026年9月時点〉)。数字の定義と集計時点は「UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠」をご覧ください。
Pマーク新規取得の支援費用は49万円〜(税抜)で、取得時・更新時ともに全額返金保証が付いています。
📞 まずは無料相談を。お問い合わせはこちら
よくある質問(FAQ)
Q. Pマーク取得にかかる期間・費用は?
A. 一般的に6〜12ヶ月、費用相場120万円〜(審査料金:2026年10月以降の新規申請で小規模約34万円・中規模約69万円〈税込〉+コンサルティング費用)です。株式会社UPFは税抜き49万円〜・業界トップクラスで最短サポートを提供します。
Q. コンサル会社なしで取得できますか?
A. 可能ですが多大な工数が必要です。コンサル利用で工数削減・審査通過率が向上します。
Q. どんな企業がPマーク・ISMSを取得すべきですか?
A. 個人情報を扱う企業全般が対象。特にIPO志向企業、大企業・官公庁取引企業、EC・医療・教育機関に推奨されます。
株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)
株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。
- 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
- 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
- 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
- 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
- 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
- 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
- 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠
この記事を書いた人
株式会社UPF
同じテーマの記事はこちら
「破られる前提」で備える時代へ——PHPの深刻な脆弱性(php2shell)とAI時代のサイバー攻撃について、私が考えたこと
2026年10月、サーバー側の言語が判明しているWebサイトの約7割で使われるPHPに、認証なしで外部からコードを実行され得る深刻な脆弱性(php2shell、CVSS 9.2)が公表され、国内外でサイト停止が相次ぎました。10年以上潜んでいた穴の攻撃経路をAIが突き止めた今回の件から、企業が「破られる前提」で備えたいことを、情報セキュリティの支援会社の代表として考えます。 […]
「預かる側」が問われている——委託先経由の漏えいが相次ぐなか、受託企業がいま整えておきたい5つのこと
日本経済新聞が随時更新している個人情報漏えいの公表企業一覧(2026年10月20日更新時点の78本)を見出しで確認すると、委託先・外部サービスなど、自社の外にある事業者の関与が示されたものが22本ありました。一つの攻撃が多数の公表につながる「連鎖」を踏まえ、取引先から個人データを預かる受託企業がいま整えておきたい5つのことを、個人情報保護委員会の資料をもとに整理します。 […]
「入らせない」——侵入経路の約5割はVPN機器。不正アクセスを防ぐために、いま優先する5つの対策
2026年上半期のランサムウェア被害報告は123件で半期として最多、被害組織の約6割は中小企業、侵入経路の約5割はVPN機器(警察庁)。個人情報保護委員会と警察庁の資料をもとに、不正アクセスを防ぐためにいま優先する5つの対策をまとめた、連載の最終回です。 […]
「退会しても、情報は残っている」——相次ぐ個人情報漏えいに、利用者・経営者・支援会社の3つの立場から私が考えたこと
タイムズカー、スカイチケット、ブックオフ、デジタル庁と、大規模な個人情報漏えいの発表が相次いでいます。退会しても情報が残っていることがある現実を踏まえ、利用者・経営者・Pマーク/ISMSの支援会社という3つの立場から、いまできる備えをUPF代表の仲手川が考えます。 […]
《事例紹介動画のお知らせ》総合採用支援の株式会社Hitotechnology様にお話を伺いました
このたび、弊社公式YouTubeチャンネル「Pマーク&ISMS取得相談窓口」にて、株式会社Hitotechnology様の事例紹介動画を公開いたしました。 ■ 動画タイトル […]