Pマーク会社としての標的型攻撃メール対策

【2026年10月時点の注記】
本記事は2017年5月の公開時点の情報をもとにしています。制度・料金・統計などは、公開後に変更されている場合があります。最新の情報は無料相談でご確認ください。
ご紹介するのは2016年に国内で発生したサイバー攻撃の傾向をまとめたトレンドマイクロ社のレポートの要約記事です。
プライバシーマーク(Pマーク)(Pマーク)を取得して個人情報保護に取り組む企業においても自社のセキュリティ対策に役立てることができる内容です。
記事の後半にある「3.標的型メールの『騙しの手口』がさらに巧妙化」にも着目していただきたいと思います。
電子メールを通じたセキュリティ攻撃やその兆候はどこのプライバシーマーク(Pマーク)取得会社にとっても無関係のものではありませんので、このような注意喚起がある度に最新情報と自社におけるメールセキュリティの現状とを比較しつつ改善の余地がないかどうかを確認する必要があると考えます。
よい機会ですので、今回のブログ記事では標的型攻撃メールを見分ける時の着眼点について説明いたします。「標的型攻撃メール」とは巧妙にウイルスが仕組まれたメールのことで、特定の会社・団体や個人を標的にして送られてくるもののことです。
この記事のポイント
- 「標的型攻撃メール」とは、巧妙にウイルスが仕組まれたメールで、特定の会社・団体や個人を標的にして送られてくるもの
- 見分ける時の着眼点は、差出人のアドレス、メールのタイトル、メールの本文の3つ
- フリーメールアドレスで送信されたメールは、必ず一度ウイルスメールでないかを注意する
- 日本語の言い回しが不自然なメールや、IDとパスワードを入力する画面があるメールには、特に慎重に対応する
差出人のアドレスを確認する
標的型攻撃メールの傾向としてフリーメールアドレスから送られてくることが多いという状況が観察されています。
攻撃メールが個人からの問い合わせや学生からの就活関連の連絡を装っている場合などはフリーメールアドレスから送られてくることにどうしても違和感を感じないままメールを開いてしまいそうになりますが、とにかくフリーメールアドレスで送信されたメールについては必ず一度ウイルスメールでないかを注意するようにしましょう。
メールのタイトルを確認する
標的型攻撃メールのタイトルとして偽装されたものにはこれまでに以下のようなものが報告されています。
- 取材申し込みや講演依頼
- 就職活動に関する問い合わせ
- アンケート
- 公的機関からの情報セキュリティに関する注意喚起
- 航空券の予約確認
- Webメールアカウントのパスワード更新の通知
就職活動に関する問い合わせやアンケートなどであれば見ず知らずの人からメールが送られてくることも珍しくありませんので不審に思わないまま開いてしまう人もいるかもしれません。
また「すぐにでも内容を確認しなければ!」と思わせるようなタイトルもあります。
タイトルに惑わされず、一度ウイルスメールかどうかを冷静に確認する必要があります。
メールの本文を確認する
不審なメールを受信することが多いプライバシーマーク(Pマーク)取得会社であればお気づきかと思いますが、日本語の言い回しが不自然であったり繁体字や簡体字が使用されていたりするようなメールは特に慎重に対応する必要があります。
また「Webメールアカウントのパスワード更新の通知」などのタイトルでメール文中にIDとパスワードを入力する画面があるようなメールはほぼフィッシングメールと見て間違いありませんので、信用しないようにしましょう。
この他にメールに添付されているファイルの形式などを見て標的型攻撃メールかどうかを見分けていく方法もありますが、この点はまた後日に詳しく記事にしたいと思います。
まとめ
メールによって個人情報やシステムを攻撃してくる相手は常に新技術を駆使して手を変え品を変え攻撃を仕掛けてきます。
プライバシーマーク(Pマーク)取得会社は自社の個人情報を守るために標的型攻撃メール対策を常に最新の状態にしておかなければなりません。
この記事のまとめ
- メールによって攻撃してくる相手は、常に新技術を駆使して手を変え品を変え攻撃を仕掛けてくる
- Pマーク取得会社は、自社の個人情報を守るために標的型攻撃メール対策を常に最新の状態にしておかなければならない
★こちらの記事もおすすめです!
→【シャレにならない新ルール(EUの個人情報保護)【GDPRでISMS取得も有効な対策】】
株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)
株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。
- 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
- 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
- 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
- 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
- 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
- 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
- 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠
この記事を書いた人
株式会社UPF
同じテーマの記事はこちら
【業界別】製造業サプライヤーのSCS評価制度への備え|★3・★4を取引先から求められる前に整えておきたいこと【2026年11月時点】
「取引先から、セキュリティ対策の状況についてのアンケートが届くようになった」 「SCS評価制度の★を取っておいた方がいいのか、判断がつかない」 製造業のサプライヤーから、こうしたご […]
【業界別】広告・マーケティング・コールセンター・DM発送会社のPマーク取得・更新|委託先として選ばれ続けるための論点と、支援会社の見直し方
広告・マーケティング支援、コールセンター、DMの印刷・発送代行。 これらの仕事に共通するのは、お客様(委託元)の大切な顧客情報を、業務のためにお預かりするという点です。 個人情報保 […]
【業界別】AIサービスを提供する企業のAIMS(ISO/IEC 42001)取得|取引先への説明責任と差別化のために、いま整えておきたいこと
AIを組み込んだSaaSや、AIの受託開発、AIを活用した業務サービスを提供している会社では、取引先から次のような質問を受けることが増えていないでしょうか。 「お預けしたデータは、 […]
【業界別】自動車部品・ソフトウェアサプライヤーのTISAX取得|取引先から求められたときの進め方と、ISA2027を見据えた支援会社の選び方
「取引先から、TISAXのラベルを取得してほしいと言われました。何から始めればよいでしょうか」 自動車業界のサプライヤーから、こうしたご相談をいただく機会が増えています。 TISA […]
【業界別】受託開発・SaaS・クラウド事業者のISMS(ISO27001)取得・更新|チェックシートに強くなる進め方と、支援会社を見直すタイミング
受託開発やSaaS、クラウドの運用を手がける会社にとって、取引先から届くセキュリティチェックシートは、もはや日常業務のひとつではないでしょうか。 数十から数百の設問に、根拠をもって […]