今なぜプライバシーマーク(Pマーク)が必要になるのか
企業の公式ホームページやその従業員などの名刺に緑色のPというマークを目にすることがありますが、それをプライバシーマーク(Pマーク)です。(Pマークと呼ばれております)。
現在は情報化社会の進展と共に、個人情報を企業が入手してそれをデータとして保有し、活用することが出来ます。
そして、その保有データを商用目的で様々に流通させることもでき、企業の商業活動を活発化する上でも用いることが可能です。ただ個人情報を幅広く流通させた場合、その個人情報が悪用されるケースも増えており、その原因が企業の個人情報の情報漏えいに起因するものも多くなっています。
従って、個人情報を扱う企業は、慎重に情報を流通する仕組みや体制が整っていることが必要です。
そこで1997年の当時の通商産業省(現・経済産業省)がガイドラインを設け、それに従って運用をされているかどうかを第三者が評価して、ロゴマークを付与する制度をPマーク制度として整備したのです。
実際に第三者の評価に適したシステムが出来ている場合にはPマークを付与し、個人情報保護をしっかり行なっているとアピールすることも出来るようにしています。Pマークを必要とする理由は、個人などの取引先や顧客などが個人情報の記載をする必要性が生じた場合、安心して記載でき取引できるようにするためです。
また他の理由には悪用されない様な仕組みを採用していることで、その個人情報を扱う働く人の意識付けにも効果が期待できる理由もあります。
ちなみにプライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスを提供する企業もおり、そこのコンサルティングを活用すればPマークを取得できる近道になります。
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目次
近年のリスク環境の変化から見る必要性
クラウドサービスやリモートワークの普及により、個人情報が社内のサーバーだけでなく、様々な外部サービスや端末に分散して保管される機会が増えています。こうした環境の変化により、従来の「社内ネットワークを守れば安全」という考え方では、個人情報保護の実効性を確保することが難しくなってきました。
プライバシーマークの取得プロセスでは、こうした最新の利用環境も踏まえて、自社の個人情報の取扱い状況を棚卸しし、リスクに応じた管理策を検討する機会が得られます。取得の必要性は、単に「取引先に求められるから」という理由だけでなく、変化するリスク環境に自社の管理体制を適応させる機会としても捉えることができます。
企業規模を問わず必要性が高まっている背景
以前は大企業を中心に取得が進んでいたプライバシーマークですが、近年は中小企業においても取得を検討するケースが増えています。背景には、取引先である大企業が、委託先選定の基準として個人情報保護の取り組みを重視するようになったことや、中小企業自身がECサイト運営やサブスクリプション型サービスの提供など、個人情報を直接取り扱う事業を展開する機会が増えたことが挙げられます。
また、SNSの普及により、情報漏えい等のトラブルが発生した際の情報拡散のスピードが格段に速くなったことも、企業規模を問わず個人情報保護への取り組みが必要とされる理由の一つです。一度の対応の遅れが、企業の信頼に大きな影響を及ぼしかねない時代になっています。
取得を後回しにすることで生じるリスク
個人情報保護への取り組みを後回しにしていると、実際に情報漏えい等のトラブルが発生してから対応を検討することになり、対応の遅れが企業の信頼を大きく損なう結果につながりかねません。トラブル発生後に慌てて対策を検討するのではなく、平時のうちに管理体制を整えておくことで、トラブルの発生自体を防ぎ、万が一発生した場合にも被害を最小限に抑えることができます。
また、取引先から個人情報保護の取り組みを求められた際に、その場で対応を始めるのでは、取引のタイミングを逃してしまう可能性があります。認証取得には一定の準備期間が必要であるため、将来的に必要になる可能性を見据えて、早めに検討を始めておくことが、事業機会を逃さないためにも重要です。
必要性を社内で説明する際のポイント
経営層や他部署に対してPマーク取得の必要性を説明する際は、「なんとなく必要」という抽象的な説明ではなく、自社が実際に取り扱っている個人情報の量や、想定されるリスク、取引先からの要望など、具体的な根拠を示すことが説得力を高めます。特に、コスト意識の強い経営層に対しては、取得にかかる費用と、取得しない場合に生じうるリスク(信頼の失墜、取引機会の損失など)を比較して示すことが効果的です。
また、既に取得している同業他社の事例を参考情報として示すことも、社内での合意形成を進める上で役立ちます。必要性の理解が社内全体に広がることで、取得準備もスムーズに進みやすくなります。
今後さらに重要性が高まると考えられる理由
デジタル化が進むほど、個人情報が様々な形式・場所で保管・利用されるようになり、管理の複雑さは増していく傾向にあります。今後も新しい技術やサービスの登場に伴い、個人情報保護に関する社会的な要求はさらに高まっていくと考えられ、早い段階から適切な管理体制を構築しておくことが、将来的な対応の負担を軽減することにもつながります。
今のうちから体制を整えておくことが、将来の事業拡大や取引拡大のチャンスを逃さないための備えになります。特に、官公庁や大手企業との新規取引を目指している場合、認証取得までの準備期間を考慮すると、必要性を感じた時点ではなく、その一歩手前の段階から準備を始めておくことが望ましいと言えます。早めの着手が、将来の選択肢を広げることにつながります。
必要性を実感してから動き出すのではなく、少し先を見据えて準備を始める姿勢が、変化の速い時代において企業の競争力を支える一因になります。まずは現状の情報管理体制を振り返ることから始めてみてはいかがでしょうか。
変化の激しい時代において、個人情報保護への取り組みを後回しにしないことが、企業としての持続的な成長を支える土台になっていきます。
変化を先取りする姿勢こそが、これからの企業経営に求められる重要な資質の一つです。
早めの行動が、将来の安心につながります。
準備は早いほど、選択肢も広がります。
よくある質問(FAQ)
Q. Pマーク制度はどのような経緯で整備されたのですか?
A. 1997年に当時の通商産業省(現・経済産業省)がガイドラインを設け、それに従って運用されているかを第三者が評価し、ロゴマークを付与する仕組みとして整備されました。
Q. 企業がPマークを必要とする理由は何ですか?
A. 個人情報の記載を求める取引先や顧客に安心して取引してもらうためであり、また悪用されない仕組みを取り入れることで、情報を扱う従業員の意識づけにもつながるためです。
この記事を書いた人
株式会社UPF
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