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【業界別】自動車部品・ソフトウェアサプライヤーのTISAX取得|取引先から求められたときの進め方と、ISA2027を見据えた支援会社の選び方

自動車部品・ソフトウェアサプライヤーのTISAX取得|取引先から求められたときの進め方と、ISA2027への備え

「取引先から、TISAXのラベルを取得してほしいと言われました。何から始めればよいでしょうか」
自動車業界のサプライヤーから、こうしたご相談をいただく機会が増えています。

TISAXは、欧州の自動車業界で使われてきた情報セキュリティの評価の仕組みです。
欧州の自動車メーカーやその取引先と取引のある日本企業でも、求められる場面が広がっています。
対象は部品メーカーに限りません。
設計・ソフトウェア開発、試作、撮影やイベントの運営など、自動車メーカーの機密情報や試作品に触れるあらゆるサプライヤーが対象になりえます。

本記事では、サプライヤーの業態ごとにTISAXの論点を整理したうえで、2027年から適用される新しい評価基準「VDA ISA2027」を見据えた進め方と、自社で進めている会社や他社の支援を受けている会社が、支援会社を見直すときのポイントをまとめます。

この記事のポイント

  • TISAXは、ドイツ自動車工業会(VDA)の評価基準「VDA ISA」にもとづく評価を受け、その結果(ラベル)を取引先と共有する仕組みです。ラベルの有効期間は最長3年です。
  • 部品・試作品メーカー、設計・ソフトウェア開発、試作車両・撮影・イベント関連では、守るべき情報と評価で見られやすい点が異なります。
  • 新基準「VDA ISA2027」は2027年1月1日以降に発注される評価から適用されます。新規取得も更新も、年内に段取りを確認しておくことが大切です。

TISAXは「認証」ではなく、評価結果を取引先と共有する仕組み

TISAX(Trusted Information Security Assessment Exchange)は、VDAが定めた評価基準「VDA ISA」にもとづいて評価を受け、その結果を取引先と共有する仕組みで、ENX Associationが運営しています。
ISMSのような認証書が発行されるのではなく、評価の結果に応じて「ラベル」が付与され、結果の共有を許可した取引先がENXのポータル上で確認できます。

評価にはレベルがあり、AL2では自己評価の内容を審査員が証跡やインタビュー(通常はオンライン)で確認し、AL3では現地での審査を含めてより詳細に確認します。
どのレベルで評価を受けるかは、取引先が求める情報の機密性や、試作品を扱うかどうかによって決まります。
まずは取引先に、求められているラベル(評価の目的)を確認することが出発点です。

サプライヤーの業態ごとに、論点になりやすいポイントは違います

自動車サプライヤーの業態別(部品・試作品メーカー、設計・ソフトウェア開発、試作車両・撮影・イベント)に、主に守るもの、つまずきやすい点、評価で見られやすい点を比較した図

部品・試作品メーカーでは、試作部品の保管と撮影の制限、工場や倉庫への来訪者・協力会社の入退管理が中心になります。
ISMSでも物理的なセキュリティは管理策に含まれますが、TISAXでは試作品の保護の観点から、建物や保管場所の物理的なセキュリティについて、より具体的な対策が求められます。

設計・ソフトウェア開発では、CADデータや仕様書、ソースコードへのアクセス権と社外への持ち出し、クラウドサービスや再委託先の管理が問われます。
ISA2027ではサプライヤー管理の要求が強化されており、自社の外注先まで含めた管理体制を説明できるかが、これまで以上に重要になります。

試作車両・撮影・イベント関連では、試作車両の移動・保管中の管理や、撮影現場での情報の扱いがポイントです。
現場に関わる人が多いぶん、関係者への教育や誓約の取り方まで、具体的な運用が求められます。

新基準「VDA ISA2027」を見据えて、いま確認しておきたいこと

2026年7月1日、VDA ISAの新版「VDA ISA2027」が公表されました。
2027年1月1日以降に発注されるTISAX評価から適用され、どちらの基準で評価を受けるかは「発注した日」で決まります。
2026年中に発注すれば現行のISA6で受けられますが、ENXはISA6で初回評価を開始できる最終期限を2027年3月としています。

すでに取得しているラベルは、有効期間が終わるまで有効で、前倒しで評価を受け直す必要はありません。
ただし、今後VDA ISAは毎年改版される方針です。
3年に1度の評価の前にまとめて準備する考え方から、毎年の差分を確認していく考え方への切り替えが必要になります。
変更点の詳細は「【2027年1月適用】TISAXの新基準「VDA ISA2027」とは?」で解説しています。

自社対応・他社支援のまま、こんな状態になっていませんか

進め方や支援会社を見直すサイン

  • VDA ISAの自己評価で、どの成熟度と判断すればよいか迷い、作業が止まっている
  • ISMSを取得済みなので大丈夫だと思っていたが、試作品の保護など足りない部分が見つかった
  • 評価で指摘を受けた事項の改善計画を、どう立てればよいか分からない
  • ラベル取得後の運用が担当者任せになり、次の評価に向けた準備が進んでいない
  • ISA2027への対応について、今の支援先から具体的な案内がない

TISAXは、要求事項の解釈と自己評価の判断に、自動車業界ならではの専門的な経験が必要です。
自社だけで進めて評価の段階で多くの指摘を受け、改善と再評価に時間がかかってしまうケースもあります。
新規取得や次の評価の前は、進め方を見直すのに適したタイミングです。

UPFのTISAX取得支援について

株式会社UPFは2021年からTISAXの取得支援を行っており、新しいご依頼の多くは、取得されたお客様からのご紹介です。
自動車関連の企業が多い東海エリアには、名古屋拠点から対面で伺います。

  • 自己評価から指摘事項への対応まで一貫して:VDA ISAによる現状の自己評価、改善計画の立案と導入、改善後の再評価、申請・審査対応、指摘事項への対応まで、5つのステップで伴走します。
  • 手間のかかる実務を全力でサポート:自己評価の整理や文書づくりなど、多忙なお客様にとって負担の大きい実務を、私たちが全力でサポートし、手間を最大限に減らす形で進めます。
  • 取得後も継続して:ラベル取得後も、次の評価やISA2027への対応を見据えて、継続して支援します。
  • Pマーク・ISMSとあわせて:累計5,735社(2026年11月1日現在)の認証支援で培った運用ノウハウを活かし、既存のISMSやPマークとの整合も含めて設計します。
UPFのTISAX取得支援(2026年11月時点)
支援費用200万円〜(税抜)
会社・組織の規模によって変わります。評価(審査)費用は別途、評価機関へのお支払いとなります
期間平均10ヶ月(最短8ヶ月)
保証返金保証あり
対応エリア全国対応(東京・名古屋・福岡の拠点から伺います)

※期間は、企業規模や適用範囲、評価機関の混雑状況に応じて差が生じます。

よくある質問

Q. ISMSを取得していれば、TISAXは不要ですか?

取引先がTISAXのラベルを求めている場合は、ISMSとは別に評価を受ける必要があります。
ISMSで整えた仕組みは土台として活かせますが、TISAXでは試作品の保護など、ISMSにはない観点も評価されます。

Q. AL2とAL3のどちらで評価を受ければよいですか?

取引先が求めるラベル(評価の目的)によって決まります。
試作品を扱う場合や、機密性の高い情報を扱う場合はAL3が求められることがあります。
まずは取引先に求められている内容を確認し、そのうえで進め方を決めるのが確実です。

Q. TISAXの取得には、どのくらいの期間がかかりますか?

会社の規模や現状の体制によって異なります。
UPFの支援では平均10ヶ月、最短8ヶ月です。
取引先から期限を示されている場合は、その期限から逆算して早めにご相談ください。

Q. VDA ISA2027が始まると、取得済みのラベルはどうなりますか?

取得済みのラベルは、有効期間(最長3年)が終わるまで有効です。
前倒しで評価を受け直す必要はありませんが、次の評価がいつになり、どちらの基準が適用されるかは、早めに確認しておくことをおすすめします。

まとめ:取引先に求められたときが、体制を整えるチャンス

TISAXは、取引先との信頼関係を続けていくための「共通言語」のようなものです。
求められて慌てて取り組むと負担が大きくなりますが、自社の業態に合った形で整えれば、取引の幅を広げる武器にもなります。

ISA2027への切り替えを控えたいまは、新規取得を考えている会社にとっても、更新を控えた会社にとっても、段取りを見直す良いタイミングです。
「取引先から言われたばかりで、何から始めればよいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。

自動車サプライヤーのTISAX取得は、UPFにご相談ください

支援費用は200万円〜(税抜)、返金保証あり。東海エリアには名古屋拠点から対面で伺います。自社で進めている途中からのご相談や、他社支援からの切り替えにも対応しています。

▶ TISAX取得支援の詳細・無料相談はこちら
お電話でのお問い合わせ:03-6661-0846(平日9:00〜18:00)

関連記事:

参考・確認元(いずれも2026年11月確認):
ENX Association(VDA ISA2027の公表に関するお知らせ)
BSI「TISAX ISA2027: What you need to know」
株式会社UPF「【2027年1月適用】TISAXの新基準「VDA ISA2027」とは?」(ENX Associationの公表情報をもとに作成)

株式会社UPFについて(2026年11月1日時点)

株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。

  • 創業:2005年5月(認証取得支援は2008年8月から)
  • 支援実績:累計5,735社(うちプライバシーマーク4,271社、ISMS 1,225社)
  • 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
  • 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
  • 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701(PIMS)、AIMS(ISO/IEC 42001)
  • 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
  • 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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