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その入力フォーム、入力しやすいですか?【Pマーク取得の基礎知識】

 

前回の記事でWebサイトに個人情報の入力フォームを設置する際のプライバシーマーク(Pマーク)に関連した注意点をご紹介したわけですが、今回は補足的な点として、Webに入力フォームを設置する際にぜひ取り入れたい一般的な工夫をご紹介したいと思います。

プライバシーマーク(Pマーク)を取得・更新している会社の中には自社のWebサイトを運営している会社も多く見受けられますが、大抵そのようなWebサイトにはユーザー登録であったりお問い合わせであったりといくつかの場面で個人情報を入力するページが存在します。

そのような入力フォームは新規顧客を自社サービスに誘導するうえでとても重要な入口ともなるのですが、中にはとても分かりにくい・入力しにくい入力フォームもあって、ユーザーの離脱を生み出しているという残念なサイトもあります。

どうすればユーザーが入力しやすい快適な個人情報の入力フォームを作れるでしょうか? 以下の点を取り入れるとよいかもしれません。

 

最適な要素を設置する

「要素」とはテキストボックスやチェックボタン、ラジオボタンなど入力内容に適した入力方法のことです。

選択肢が限られている入力項目であればわざわざユーザーに入力させるよりチェックボタンやラジオボタンなどを設置してワンクリックで選択できるようにしておくのが親切でしょう。

 

入力しやすいデザインにする

入力フォームが全体的に小さすぎると、それだけで入力する気が失せるという人もいるでしょう。入力するテキストボックスの幅や高さにはある程度のゆとりを持たせたほうがいいと言われます。

 

入力例を記載する

個人情報の入力項目の中には、実際に何を入力すればよいのかがユーザーにとって判断しづらい項目もあります。

そのようなときは入力例を記載してユーザーがスムーズに入力できるようにしておくのがよいでしょう。HTMLではプレースホルダーという属性を利用して入力例などの文字があらかじめ入力ボックスにグレーで表示されるようにしておくことも可能です。

 

入力ステップを示す

皆さんもWebサービスの入力フォームで入力ステップが表示されたものをご覧になったことがあると思います。「内容の入力」→「送信内容の確認」→「登録完了」などと表示されているものがその一例です。

入力ステップがあると今入力のどの段階まで来ているのを視覚的に把握できますので、ユーザーも安心して入力を進めることができます。

 

必須項目か任意項目かを示す

入力フォームの中には絶対に入力してほしい項目とそうでない項目があるはずです。プライバシーマーク(Pマーク)の規定でも個人情報の取得の際に任意性を明示することが求められています。

Webで入力フォームを作る際は必ず各項目に必須か任意かを示すようにしましょう。

ちなみに今回ご紹介したような工夫全般は「EFO」と呼ばれます。EFOとは入力フォーム最適化のことで、ユーザーにとって入力しやすいフォームを構築することです。

 

まとめ

プライバシーマーク(Pマーク)における個人情報保護だけでなくEFOの向上も図ることによりユーザーに信頼されるWebサービスを提供するよう心がけるのはいかがでしょうか。

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→【Pマークって日本だけ?

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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