50.5%の消費者が気にしているPマークの有無
企業が個人情報保護に向けて取り組むと同時に、消費者のプライバシー意識も高まってきています。Webに個人情報を入力する機会があれば、消費者は独自の判断でWebサイトを判断し、信頼できなければそのまま立ち去ることも少なくありません。消費者の立場から考えると、Pマークはどれほどの信頼度があるのでしょうか。

消費者の約半数がPマークの有無で企業を判断
株式会社オウチーノがWebサービスを利用する消費者に向けて、「個人情報を入力する際、信頼できる企業を見分けるポイントはなんですか?」という内容のアンケートを実施しました。1位は「会社名を知っていること」、そして2位は「入力情報が暗号化されること」という結果が出ています。Pマークの有無は50.5%の対象者が回答し、3位となりました。つまり、企業のブランド力、そしてシステム面での信頼度に次いで重要視されているポイントなのです。また、個人情報の取り扱い方法を規範として述べたプライバシーポリシーよりも、Pマークの方が信頼されている、ということもわかっています。
Pマークがないと売り上げを逃すことも?
消費者は個人情報の入力に大なり小なりの抵抗感を持っています。先のアンケートでは消費者が安心して個人情報を入力できる企業の基準がわかりました。逆に言うなら、消費者の基準を満たしていなければ、それだけでWebサイトから立ち去ってしまう可能性があるということです。
Pマークを意識する消費者は、全体の半数にも及んでいます。つまり、Pマークがなければ半数の消費者がショッピングや取引をやめてしまうということです。ブランド力が高くない企業にとって、Pマーク取得は情報の暗号化と共に取り組むべきタスクといえるでしょう。
こうした理由から、企業によるPマークの取得が相次いでいます。支援会社にコンサルティングを依頼し、Pマークの取得を代行させている企業も少なくありません。Pマークの有無は企業の明暗をわける重要なポイントとなっているのです。もし、売り上げの不振が見受けられるのならば、それはPマークを取得していないことに原因があるのかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q. 消費者はどのくらいプライバシーマーク(Pマーク)の有無を意識していますか?
A. 株式会社オウチーノが実施したアンケートによれば、個人情報を入力する際に信頼できる企業を見分けるポイントとして、50.5%の回答者がPマークの有無を挙げ、3位という結果になったとされています。
Q. Pマークを取得していないと企業にどのような影響がありますか?
A. Pマークを意識する消費者が全体の半数に及ぶため、取得していないことで、その分の消費者がショッピングや取引を見送ってしまう可能性があるとされています。
この記事を書いた人
株式会社UPF
同じテーマの記事はこちら
AIMS(ISO/IEC 42001)とPマーク・ISMSの違い|既存認証があると何が短縮できるのか
AIMS(ISO/IEC 42001)はPマーク・ISMSと何が違うのか。既存認証を持つ企業が流用できる7割と、新しく作る必要のある3割を実務の視点で整理します。 […]
SCS評価制度とは?経営者が今、押さえておくべき要点
経済産業省とIPAが進める「SCS評価制度」は、企業のセキュリティ対策レベルを★で可視化する新しい仕組みです。取得自体は任意ですが、実際には取引先からの要請が引き金になります。取引 […]
令和8年改正個人情報保護法、企業は何を準備すべきか-実務コンサルタントの視点
2026年7月10日、個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案が参議院本会議で可決・成立しました。 施行は公布から2年以内で政令により定められる見通しですが、プライバシー […]
プライバシーマークの審査料金が2026年10月から改定に|値上げの背景と取得・更新企業が今すべきこと
プライバシーマーク(Pマーク)の申請料・審査料・付与登録料・再現地審査料が、2026年10月1日より改定されることが発表されましたね。 運営元であるJIPDEC(一般財団法人日本情 […]
夏休み目前♪長期休暇前後にやっておきたいPマーク、ISMS担当者のセキュリティ対策とは
長期休暇のシーズンが近づくと、情報システム担当者にとって気になるのがセキュリティ対策です。 お盆休みや年末年始など、まとまった休みの期間は担当者自身も休暇を取ることが多く、社内シス […]