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仮想通貨取引所のセキュリティを比較!人気5社の中でおすすめは?

国内取引所で起きた大規模な仮想通貨盗難事件により、仮想通貨取引所にはそれまで以上に高いセキュリティレベルが求められるようになりました。

セキュリティ面で比較した場合、今信頼できる仮想通貨取引所はどこなのでしょうか?
今回は、現在高く評価されている仮想通貨取引所を5社ピックアップし、セキュリティ面でのポイントごとに評価していきます。

重要なポイントは補償内容です。

人気の高い仮想通貨取引所5選

現在人気の仮想通貨取引所を5つピックアップし、それぞれの特徴やセキュリティ面のチェックポイントに添ってご紹介します。

|bitflyer

仮想通貨交換業登録番号:関東財務局長 第003号
bitflyer

① bitflyerの特徴

bitfliyerは国内の仮想通貨取引所としては、最も安定した評価を獲得しています。
その評価は、国内取引所としては異色の「大手メガバンク・大企業が出資している」というバックグラウンドに裏付けられているようです。
また、単なるブランドだけではなく実際にセキュリティ面での施策を積極的に行っている取引所として高く評価されています。

② 二段階認証

対応

③ SSL証明書

A+

④ コールドウォレット対応

対応

⑤ マルチシグ対応

対応

⑥ 盗難補償

対応

⑦ 個別資産の分別管理

実施

⑧ 会社の信頼性

 日銀のシステムに携わった代表取締役

 セキュリティ対策が評価され正解規模の取引所に

⑨ その他セキュリティ施策

不正ログインの被害にあった顧客に対し、最大500万円の補償を提供

|bitbank

仮想通貨交換業登録番号:関東財務局長 第004号

① bitbankの特徴

bitbankは国内仮想通貨取引所として高く評価されている事業者のひとつ。現物取引が可能な「bitbank.cc」と先物取引ができる「bitbank.trade」にサービスを分けて提供しています。

また、ニュースサイト「BTCN」を運営するなど、仮想通貨に関する情報発信にも積極的です。

② 二段階認証

対応

③ SSL証明書

A

④ コールドウォレット対応

対応

⑤ マルチシグ対応

対応

⑥ 盗難補償

非対応

⑦ 個別資産の分別管理

実施

⑧ 会社の信頼性

 CEOは大手証券会社出身
 ニュースサイトにより国内の仮想通貨のセキュリティ意識向上を牽引

⑨ その他セキュリティ施策

ビットコインセキュリティ専門企業「BitGo」の連携により、ホットウォレットの利便性と高いセキュリティレベルを両立

|GMOコイン

仮想通貨交換業登録番号:関東財務局長 第006号

① GMOコインの特徴

GMOコインは、「GMOインターネット」を親会社とする仮想通貨取引所です。通信インフラの整備に携わってきた親会社の実績から、高いセキュリティレベルが期待できる取引所として知られています。
2017年には、情報セキュリティ管理における国際規格「ISO27001」を取得しました。

② 二段階認証

対応

③ SSL証明書

A

④ コールドウォレット対応

対応

⑤ マルチシグ対応

対応

⑥ 盗難補償

非対応

⑦ 個別資産の分別管理

実施

⑧ 会社の信頼性

 日本を代表するインターネットグループならではの高度なセキュリティ意識

 国際企画「ISO27001」を取得

⑨ その他セキュリティ施策

三井住友海上火災保険株式会社と連携し、不正アクセスやハッキングなどサイバー攻撃への対策を徹底

|QUOINEX

仮想通貨交換業登録番号:関東財務局長 第002号

① QUOINEXの特徴

QUOINEXは、2014年にシンガポールで創業された仮想通貨取引所です。本社は日本に所在しているため、事実上国内取引所と言えます。運営上の最もたる特徴は「コールドウォレットの徹底」です。
秘密鍵をオンライン上で管理するホットウォレットとは対象的に、「100%コールドウォレットで管理する」というスタンスをとっています。

② 二段階認証

対応

③ SSL証明書

A+

④ コールドウォレット対応

対応

⑤ マルチシグ対応

対応

⑥ 盗難補償

非対応

⑦ 個別資産の分別管理

実施

⑧ 会社の信頼性

 金融庁登録した事実上最初の取引所(第001号はマネーパートナーズだが、開業していない)

 「100%コールドウォレット」を謳い、セキュリティ重視に姿勢をアピール

⑨ その他セキュリティ施策

API出金を行なわず、すべてマンパワーによる出金を徹底

|Zaif

仮想通貨交換業登録番号:近畿財務局長 第002号

① Zaifの特徴

Zaifはテックビューロ株式会社が運営する仮想通貨取引所です。トレーダーの間では、仮想通貨取引手数料の安さが評価されています。
また、ICOプラットフォームのCOMSA(コムサ)の販売を開始したことでも話題になりました。

② 二段階認証

対応

③ SSL証明書

A

④ コールドウォレット対応

対応

⑤ マルチシグ対応

対応

⑥ 盗難補償

非対応

⑦ 個別資産の分別管理

実施

⑧ 会社の信頼性

 代表は仮想通貨NEMの財団理事であり、国内有数のブロックチェーン識者

 シリコンバレーでのシステム開発経験があるスタッフがブロックチェーン技術開発に従事

⑨ その他セキュリティ施策

参加できるノードを限定することでセキュリティレベルを従来よりも高めたプライベートブロックチェーン「mijin」を開発

まとめ

ご紹介した仮想通貨取引所はどれも高いセキュリティレベルを保持していますが、やはり盗難への保証対応からbitflyerが最も評価されているようです。

上記のご紹介からはあえて外してありますが、実は今年の初めに大規模ハッカー被害を起こした「コインチェック」は実際に保証も発動された世界唯一の取引所です。

しかも、金額に制限なく全額保証されました。

保証の実績面から考えれば、本当はコインチェックもランクインするべきかもしれませんが、「1度ある事は2度ある??」可能性は否めませんので、もう少々様子を見ていきたいと思っております。

ただ、証券会社が親会社になったことである程度の信用はありますが。

コインチェックNEM流失問題と仮想通貨の今後|セキュリティの判断目安はISMSとPマーク?

また、国内取引所でISMS等のセキュリティ認証を取得できているのはGMOコインのみです。(2018年5月時点)

個人的には、GMOコインがbitflyerやコインチェック並みの保証対応を始めたら最強だと思います。

当社でも、現在いくつかのブロックチェーンベンチャーのコンサルティングを行っておりますが、こうした認証取得の流れは仮想通貨の一般利用が進むにつれ今後ますます広がっていく傾向にあるのは間違えありません。

ある程度ネームバリューのある取引所であれば問題なく利用できると思われがちですが、国内取引所で起きた仮想通貨流出事件を考えれば、油断は禁物かもしれません。

ユーザーに選択権を委ねられており、利用規約にはしっかりと「自己責任」と記載してあり、そこに承諾を得なければ口座開設ができない仕組みになっている現時点であれば、少しでもセキュリティレベルの高い取引所をチョイスするのに越したことはないでしょう。取引所の分散管理も有効な手段でしょう。

利便性だけではなく信頼性にも注目して取引所を選ぶようにしてくださいね。

 

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この記事を書いた人

仲手川

仲手川

■出身地:神奈川県 ■趣味:読書、格闘技観戦 ■苦手なもの:混雑している場所 ■著書:Pマーク・ISMSを取ろうと思ったら読む本(幻冬舎) 東京、名古屋、大阪、福岡にオフィスを構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にISMS、プライバシーマークの新規取得と取得後の運用支援コンサルティング事業をしております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846 セキュリティーコンサルティング事業部まで

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