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セキュリティソフト、無料と有料の違い【Pマーク取得の基礎知識】

 

セキュリティソフトを何も入れていないという会社はかなり少なくなってきていると思います。しかし使っているのが今のところ無料ソフトだという会社は一定の割合で存在するようです。

そもそも無料のセキュリティソフトを会社として利用するのは問題なのでしょうか? プライバシーマーク(Pマーク)の取得を検討している会社の場合はどうなのでしょうか? 有料ソフトを使ったほうがよいのでしょうか。

今回の記事で無料ソフトと有料ソフトの主な違いをまとめてみました。

 

サポートが違う!

セキュリティソフトをインストールしていてもウイルス感染やその疑いが生じることはありえます。そのようなときに頼りになるのがセキュリティソフトのサポートセンターです。

どこのメーカーでも有料版にはたいていサポートがついていて、セキュリティトラブルが発生した場合や通常の使用・更新における疑問点が出てきた場合などにすぐに問い合わせられるようになっています。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社にとってもかなり役立つに違いありません。

一方無料版のほとんどはサポートがついていない、もしくは限定的なサポートしか受けられない、といった仕様になっています。

 

ウイルスを検知する精度が違う!

無料のセキュリティソフトの中にはかなりの検出率の高さを誇るソフトもあります。有名なものではAviraやAVASTなどのフリーソフトですが、2016~2017年の調査ではすでに99パーセントを超える検出率を出してきています。

「ならば無料でも全然問題ないのでは?」と思いませんでしたか? 実はこれに対し有料のウイルス対策ソフトのほとんどは99.9パーセントとか100パーセントのウイルス検出率を取得しているのです。

日々未知のコンピュータウイルスが出現する現在のIT社会ではこの0.1パーセント単位の差がかなりのセキュリティレベルの差をもたらします。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社として自社の個人情報を守りたいならやはり有料ソフトを導入すべきでしょう。

 

機能の幅が違う!

例えばファイアウォールです。ファイアウォールとはネットワークの間に立って不正な通信やアクセスを阻止してくれるシステムのことです。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社として業務関連の情報をネットワーク上に保管したりそこで送受信したりしている会社にとってはとても重要な機能です。

例外はあるものの有料セキュリティソフトの大半はファイアウォール機能を持っています。しかし無料ソフトでこの機能を実装しているものは稀です。

ほかにもWebフィルタリング機能やメールチェック機能などの面で有料ソフトは無料ソフトに圧倒的な差をつけています。

 

定義ファイルの更新の早さが違う!

無料セキュリティソフトも定義ファイルを定期的に更新してくれますが、早さや頻度の面では明らかに有料版に劣ります。

やはり有料ソフトのほうが機能や性能、サービス面ではるかに優れていると言えます。

 

まとめ

プライバシーマーク(Pマーク)を持つなら絶対に有料のセキュリティソフトを導入しなければならないという決まりはないのですが、現状の脅威に対応するため、さらに今後の生じる可能性のある未知の脅威に会社の個人情報を不必要にさらさないようにするためにも有料で信頼できるセキュリティソフトを使用したほうがよいと言えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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