個人情報を守る為のPマーク取得までの流れ
【2026年10月時点の注記】
本記事は2016年7月の公開時点の情報をもとにしています。JIS Q 15001は2023年に改正され、プライバシーマークでは2024年10月1日から「構築・運用指針【JIS Q 15001:2023準拠】」に基づく申請受付が始まっています。
Pマーク(プライバシーマーク(Pマーク))制度は、個人情報保護に関する体制が十分に整っている事業者を第三者機関が認定する制度です。Pマークを取得するには、この認定制度を運営している一般財団法人に対して申請を行い、その後行われる審査に合格しなければなりませんが、準備に人員を割けない事業者の中にはプライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスを行っているコンサルティング会社に業務を委託している所も少なくありません。
プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスを利用するにあたってまず重要なのは、Pマーク取得をするまでの一連の流れを知ることです。Pマーク取得までの流れは、事業所内で個人情報保護のための体制の整備をするところから始まります。Pマーク制度では「JIS Q 15001」と呼ばれる規格に基づく個人情報保護体制の構築が求められており、個人情報保護方針の策定や、情報管理、事業所内のコンピューターの取り扱いなど、数十種類のルールをつくる必要があります。ルールの策定を終えたら、社員教育をしながら実際に運用を行っていき、ある程度運用実績ができた段階で監査を実施します。ここまでの準備が終われば、ようやく審査の申請を行うことができます。
Pマークの認定審査の流れは、次のとおりです。
- まず形式審査により申請書類に不備が無いかどうかを確認し、特になければ書類を受理して申請内容そのものの審査に入ります。
- 審査では、先に書面をもとに行い、その後現地での審査が行われます。
- ここで問題点が見つかれば改善を実施し、報告を行って再度現地での審査を受けます。
- そして、改善すべき点がなくなった後にPマーク付与の可否を決め、認定を与えることを決定したら、マークの付与契約を行い、その後登録証を交付します。
Pマーク認定の事実は、登録証が交付された段階で公表されます。
この記事を書いた人
株式会社UPF
同じテーマの記事はこちら
AIMS(ISO/IEC 42001)とPマーク・ISMSの違い|既存認証があると何が短縮できるのか
AIMS(ISO/IEC 42001)はPマーク・ISMSと何が違うのか。既存認証を持つ企業が流用できる7割と、新しく作る必要のある3割を実務の視点で整理します。 […]
SCS評価制度とは?経営者が今、押さえておくべき要点
経済産業省とIPAが進める「SCS評価制度」は、企業のセキュリティ対策レベルを★で可視化する新しい仕組みです。取得自体は任意ですが、実際には取引先からの要請が引き金になります。取引 […]
令和8年改正個人情報保護法、企業は何を準備すべきか-実務コンサルタントの視点
2026年7月10日、個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案が参議院本会議で可決・成立しました。 施行は公布から2年以内で政令により定められる見通しですが、プライバシー […]
プライバシーマークの審査料金が2026年10月から改定に|値上げの背景と取得・更新企業が今すべきこと
【2026年10月1日時点の情報】 本記事で解説している料金改定は、2026年10月1日(木)の申請分から適用されています。10月1日以降に新規・更新の申請を行う場合は、改定後の料 […]
夏休み目前♪長期休暇前後にやっておきたいPマーク、ISMS担当者のセキュリティ対策とは
長期休暇のシーズンが近づくと、情報システム担当者にとって気になるのがセキュリティ対策です。 お盆休みや年末年始など、まとまった休みの期間は担当者自身も休暇を取ることが多く、社内シス […]