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ユーティリティソフトとは?【Pマーク取得の基礎知識】

 

パソコンには便利で役に立つ機能がたくさん組み込まれています。最初から組み込まれているもの以外にもツールとして別途市販されている機能もあります。

ユーティリティソフト」とはそのような利便性を図るためにコンピュータにおいて利用される補助的な機能を提供するソフトウェアことを言います。

プライバシーマーク(Pマーク)の規格の中で直接ユーティリティソフトについて規定している箇所はありませんが、ユーティリティソフトの導入や設定、更新などの手順はセキュリティにも影響を与えるものですので、プライバシーマーク(Pマーク)を取得している会社においても社内でユーティリティソフトがどのように設定され、利用されているかを把握していることは重要です。

そもそもセキュリティに影響を与えるユーティリティソフトとは具体的にどのようなものなのでしょうか? 今回の記事でいくつか例を挙げたいと思います。

 

スクリーンセーバー

スクリーンセーバーとは、一定の時間パソコンを操作しないと画面を暗くしたりアニメーションを表示させたりするプログラムのことです。プライバシーマーク(Pマーク)における個人情報保護においてもスクリーンセーバーを利用して個人情報ののぞき見を防止することは一つの対策として推奨されています。

もっとも最近では一定時間後スクリーンを消灯し、再度立ち上げる際にパスワードを入力してログインする方法が主流となっています。

 

ファイル圧縮

データの内容を失うことなくファイルサイズを小さくする機能を有するプログラムがファイル圧縮です。

ファイル圧縮機能を利用すれば、データを保存したり送受信したりする際にサーバへの負担を軽くすることができますし、圧縮の際にデータの暗号化を行えば、プライバシーマーク(Pマーク)の運用において必要とされる情報漏えいの防止も図ることができます。

 

コンピュータウイルス駆除

コンピュータに侵入して個人情報を不正取得したりネットワークに有害な影響を与えたりするものがコンピュータウイルスですが、これらを駆除するソフトもユーティリティソフトの一種に分類することができるでしょう。

一般的にそのようなソフトはアンチウイルスソフトとも呼ばれ、もともとパソコンに含まれているものもあれば市販のものもあります。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社は電子データで個人情報を取り扱っている限り必ずアンチウイルスソフトを導入するようにすべきです。

 

バックアップソフト

データのバックアップを目的とした機能も一種のユーティリティソフトです。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社は個人情報のバックアップのための手順を定めなければなりません。

 

まとめ

以上の例から分かるように、ユーティリティソフトとは表計算ソフトやメールソフトのようにそれ自体が作業の対象となるソフトウェアと異なり補助的にパソコンの利用を向上させるソフトとみなせます。

補助的ではありますが、コンピュータセキュリティに大きな影響を与えるものであることを理解しておくことが大切です。

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この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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