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マルウェアを知ろう その2【Pマーク取得の基礎知識】

 

前回に引き続き代表的なマルウェアをご紹介します。現実にはどのプライバシーマーク(Pマーク)取得会社もこれらの被害にあう可能性がありますので対策をとっておかなければなりません。

 

トロイの木馬

トロイの木馬とはギリシャ神話にあるトロイア戦争に出てくるトロイの木馬にちなんだマルウェアです。

一見無害なソフトウェアのように見せかけてユーザーのコンピュータに侵入し、その後に不正なプログラムとしてデータの消去や流出、ネットワークへの攻撃などを行うしくみを持っています。

トロイの木馬の中にも攻撃方法の違いによりバックドア型、ダウンローダー型などいくつかの亜種がありますので、プライバシーマーク(Pマーク)取得会社としてもそれに応じた対策を講じる必要があります。

 

スパイウェア

スパイウェアとはコンピュータの内部にある情報を勝手に外部に送信させる機能を持つマルウェアです。たとえばユーザーのWebサイト閲覧履歴を無断で送信したりします。

個人情報保護に取り組んでいるプライバシーマーク(Pマーク)取得会社の場合はこの種のマルウェアによって重要な情報が外部に流出することのないよう徹底した対策を講じなければなりません。

よくあるのが何らかのフリーソフトをインストールすると同時に知らぬ間にスパイウェアまでインストールされるというパターンです。プライバシーマーク(Pマーク)取得会社としては業務で使うコンピュータで利用するソフトウェアを制限するなどの対策が必要でしょう。

 

ランサムウェア

ランサムとは「身代金」の意味で、その名のとおりコンピュータ上のデータを利用できなくさせて身代金を要求するのがランサムウェアです。

比較的近年目にするマルウェアですが、手口が悪質であるうえ大規模に被害が広がるケースが多いためプライバシーマーク(Pマーク)取得会社としては今後も注目が必要です。

具体的な被害は、ハードディスクやファイルが暗号化され、解除したければ金銭を支払うようにとの指示が表示されるというものです。ただし金銭を支払ったからといってデータが復旧するという保証はありません。

 

ダウンローダー

ダウンローダーとはファイルをダウンロードするためのソフトで、これ自体は必ずしも悪質なプログラムではありません。

ところがこれを利用した攻撃者が意図したサーバーから他のコンピュータに命令を出して不正なファイルをダウンロードさせるなどの手口を実行することがあります。

ダウンローダーに感染した場合、そのプログラムを削除してもすでにダウンローダーが別のウイルスを侵入させているため手遅れになっているということもあります。

 

 まとめ

こういったマルウェアから会社を守るためには、セキュリティの基本的な対策を怠らないことが重要となります。

ウイルス対策ソフトを活用すること以外にも、コンピュータのOSやソフトを常に最新の状態に更新しておくこと、不審なメールの内容を安易に開かないこと、ブラウザのセキュリティを設定しておくことなどは一般的に効果のあるマルウェア対策となります。

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この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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