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Pマークのインシデント対応手順

Pマーク会社が考慮すべきリスクの種類

 

Pマークのインシデント対応手順

【2026年10月時点の注記】

本記事は2017年7月の公開時点の情報をもとにしています。JIS Q 15001は2023年に改正され、プライバシーマークでは2024年10月1日から「構築・運用指針【JIS Q 15001:2023準拠】」に基づく申請受付が始まっています。

個人情報を取得している以上どの会社も個人情報の漏えいや滅失などの緊急事態が発生するリスクを抱えることになります。この場合に必要なのは緊急事態が発生したときに被害を軽減し、再発を防止するための手順を事前に策定しておくことではないでしょうか。

プライバシーマーク(Pマーク)はインシデントに対応するための手順を定める際に以下の点を考慮するよう求めています。

この記事のポイント

  • インシデントに対応するための手順を定める際に考慮すべき点は、起こりやすい場面の想定、予想される被害の規模の想定、被害を最小限に抑えるための処置方法、緊急連絡・報告の手順、再発防止の手順、教育訓練
  • 大切なのは、自社において起こりやすいインシデントを分析し、その検討結果を重点的に考慮したインシデント対応手順を定めること
  • 事故の直後に優先して行うべきなのは、とにかく被害を食い止め、顧客や取引先、会社に及ぶ悪影響を停止させること
  • Pマーク上では、インシデント対応手順に再発防止の手順が含まれていることが要求されている

緊急事態や事故が最も起こりやすい場面を想定する

事故が発生するシーンは様々です。あらゆる場面に一律に当てはまる手順をプライバシーマーク(Pマーク)取得会社が定めようとするのは非現実的なことですし、プライバシーマーク(Pマーク)の意図するところでもありません。

大切なのは自社において起こりやすいインシデントを分析し、その検討結果を重点的に考慮したインシデント対応手順を定めることです。

予想される被害の規模を想定する

プライバシーマーク(Pマーク)取得会社におけるインシデントによる被害とは、たとえば次のようなことが考えられます。

  • 経済的な不利益
  • 社会的な信用の失墜
  • 本人への影響

インシデントの被害は大小様々ですが、とりわけ大規模な被害を生じさせるようなインシデントには十分な対応方法を事前に定めておく必要があるということです。

被害を最小限に抑えるための処置方法を決める

インシデント対応手順に被害を最小限に抑えるための処置方法を含めるのはプライバシーマーク(Pマーク)の基本です。

事故を根本的に解決することも重要ですが、事故の直後に優先して行うべきなのはとにかく被害を食い止め、顧客や取引先、会社に及ぶ悪影響を停止させることです。

このための適切な手段がインシデント対応手順に含められているなら問題ありません。

緊急連絡・報告の手順を定める

事故が発生したときに大切なのは”情報の伝達”です。

まず社内での連絡はかかせません。インシデントが発生した場合にそれを発生させた(または発見した)社員がだれに報告すればいいのかを確実に把握できる体制を整えるようにしましょう。社内の緊急連絡網を整備し、必要に応じて更新しておくのがよいかもしれません。

また緊急事態が発生したときは社内だけでなく社外の関係機関にも報告を行わなければなりません。関係機関とは公的機関という意味ではなく報告する必要のある機関や人を指しています。

再発防止の手順を定める

インシデントの発生を受けてプライバシーマーク(Pマーク)取得会社が行うべきことは被害を最小限にとどめることだけではありません。

被害を解消したら、次は再発防止策を講じる必要があるのです。プライバシーマーク(Pマーク)(Pマーク)上ではインシデント対応手順に再発防止の手順が含まれていることが要求されています。

教育訓練を含める

手順を定めることに加えて、個々の社員が緊急時にその手順にのっとって対応できるよう日頃から教育訓練を実施しておくことも重要です。

インシデント対応手順で考慮すべき点を整理すると次のとおりです。

インシデント対応手順で考慮すべき点
考慮すべき点内容
緊急事態や事故が最も起こりやすい場面を想定する自社において起こりやすいインシデントを分析し、その検討結果を重点的に考慮したインシデント対応手順を定める
予想される被害の規模を想定する経済的な不利益や社会的な信用の失墜、本人への影響などが考えられる。とりわけ大規模な被害を生じさせるようなインシデントには十分な対応方法を事前に定めておく
被害を最小限に抑えるための処置方法を決める事故の直後に優先して行うべきなのは、とにかく被害を食い止め、顧客や取引先、会社に及ぶ悪影響を停止させること
緊急連絡・報告の手順を定める社内での連絡に加えて、社外の関係機関にも報告を行う。関係機関とは、報告する必要のある機関や人を指す
再発防止の手順を定める被害を解消したら、次は再発防止策を講じる。インシデント対応手順に再発防止の手順が含まれていることが要求されている
教育訓練を含める個々の社員が緊急時にその手順にのっとって対応できるよう、日頃から教育訓練を実施しておく

まとめ

インシデント対応手順は会社の現状に合わせて定期的に更新し、緊急事態に実際に使えるものであるようにしておくことが大切です。

この記事のまとめ

  • インシデント対応手順は、会社の現状に合わせて定期的に更新する
  • 緊急事態に実際に使えるものであるようにしておく

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株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)

株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。

  • 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
  • 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
  • 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
  • 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
  • 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
  • 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
  • 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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