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”口はインシデントのもと”【Pマーク取得の基礎知識】

 

「口は災いのもと」とはよく言ったもので、余計なことをしゃべったばかりに面倒を引き起こして大変な思いをしたり…という経験はだれしも一つや二つなら持っているのではないでしょうか?

ありふれた人間関係のトラブルの多くが“口”から生じるように、実は情報漏えいなどのセキュリティインシデント(インシデントとは事故のこと)も意外と“口”つまり人と人が交わす会話が発端となって発生したりするものです。

たとえ会社がプライバシーマーク(Pマーク)を取得して個人情報保護体制を整えていても、あるいは最先端のセキュリティシステムを導入していても、個々の社員が日常会話の中で守秘義務を守るべきはずの情報を安易に漏らしたりしているなら、せっかくのプライバシーマーク(Pマーク)や個人情報保護の取り組みも無駄になってしまいます。

プライバシーマーク(Pマーク)担当者は会社として個人情報保護マネジメントシステムを維持するだけでなく、個人情報を守るために情報発信に注意すべきことを社員一人一人が認識できるよう教育していかなければなりません。

特に以下のようなシーンでの会話や情報発信に注意が必要です。

 

家庭で

最も気のおけない家族という親密な間柄の中で、秘密にすべき情報をつい話しそうになることがあるかもしれません。「家族ぐらい大丈夫だろう」と考えて、その日取引先であった出来事や会社の重要な会議で話題に上がったことを晩の家族団らんの時に話したくなることもあるかもしれません。

しかし業務で知りえた情報は家族に対してであっても漏らすべきではありません。業務で取得した個人情報もそうです。これはプライバシーマーク(Pマーク)を取得していない会社であっても守るべきルールです。

 

飲み会の席で

気持ちのゆるみから口を滑らせてしまう危険が大なのが飲み会です。

仕事に関係のない自分のプライベートを語り出すならまだいいのですが、開放的な気分になって会社や仕事の愚痴などを話し始め、それに伴って業務にかかわる情報や個人情報を漏らし始めたならアウトです。

会社外の人も参加する飲み会で特に気を付けるべきなのはもちろんですが、たとえ参加者全員が同じ会社の社員であっても、所属する部署によって知る権限のある情報は異なります。

飲み会の席では自分を抑制するとともに、同僚などが業務にかかわる情報を口走り始めたときは遠慮なく黙らせるようにしましょう!

 

SNSで

SNSとはソーシャルネットワーキングサービスのことです。友人など身近な人たちとのつながりの中で情報発信をすることもできれば、一般に公開する形で情報を発信することもできます。

手軽に利用できる反面、その手軽さが不注意に起因する小さな情報漏えいを一気に拡大させてしまうという危険もあります。

SNSでは業務上知りえた情報や個人情報を絶対に公開しないようにしましょう。更新する記事の内容だけでなくアップする写真や動画の内容にもそのような機密情報が含まれることのないように気を付ける必要があります。

 

まとめ

プライバシーマーク(Pマーク)取得会社としての個人情報保護の運用は決して会社やPマーク担当者だけで行うものではありません。

社員一人一人が自分の業務中の行動、そして業務時間外での行動や振る舞いに注意することによってその運用に貢献していくべきものなのです。

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この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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