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これだけはやっておきたい! Pマーク会社のLANケーブルのセキュリティ対策

 

皆さんの会社のケーブル配線はいまどんな状態ですか? 整理しても整理しても何ヵ月か経つとぐちゃぐちゃ。

社員のデスクの裏や隙間はケーブルとほこりとよくわからない荷物でカオス状態…ということになっていませんか?

今日のテーマは会社のLANケーブルのセキュリティ対策です。

LANケーブルは会社のネットワークを支える重要な働きをしていて、セキュリティや個人情報保護にも直接関係のある機能を担っています。

プライバシーマーク(Pマーク)取得会社もケーブル類の管理手順を定めておくべきと言えるでしょう。

特に事務所が広かったりネットワークにつなぐコンピュータの数が多かったりすると、配線するケーブル類もそれに比例して増え、整理やメンテナンスが行き届かなくなりがちです。

ですがLANケーブルなどの管理を適正に行っていないと思わぬ個人情報保護に対する脅威が生じてしまいます。

脅威とはたとえば通信傍受による個人情報の漏えいや、ケーブルの損傷によって生じるネットワーク障害、そして必要な情報にアクセスできない状態や業務の停止などが考えられます。

こういったことが発生しないようにLANケーブルのセキュリティ対策を取っておくのもプライバシーマーク(Pマーク)取得会社の課題と言えます。それではどのような対策を施すことができるでしょうか。

 

ケーブルを床下配線にする

LAN配線を床上から床下(もしくは天井)に変えるのは最も効果的なセキュリティ対策です。

もし事務所がタイルカーペットを使用しているなら、配線を部分的にフラットケーブルに変更して床下に回すことができます。

フラットケーブルとは断面が平らなケーブルのことです。

これなら歩行者が足を引っかけてLANケーブルを抜いたり、踏んで損傷させたりすることは少なくなります。

 

電源ケーブルとLANケーブルを平行にして配線しない

一般的にも電源用ケーブルと通信用ケーブルは平行にして配置しないほうがよいと言われています。

相互に干渉して通信不良を起こすことを避けるためです。

できるだけLANケーブルは電源ケーブルと隔離するか、あるいは直角に交差するように配線するようにしましょう。

 

ケーブルのラベル付けまたは色分けを行う

誤接続を防止するためにケーブルを役割ごとに識別できるようにしておくのも良い方法です。

たとえば3色のケーブルを使い分け、赤はルーターと各島(デスクのまとまり)のハブをつなぐためのもの、ブルーはハブと各社員のパソコンをつなぐためのもの、そして黄色はルーターとプリンタをつなぐためのもの、という具合に区別することもできます。

どのような配線ルールにするかは各プライバシーマーク(Pマーク)取得会社が自社の事務所環境に合わせて決めることができるでしょう。

 

ネットワーク図を作成しておく

ネットワーク図とは社内の通信にかかわる配線の状態を図化したもののことです。

これがあれば許可されていない配線を早期に発見し、不正なアクセスやネットワークの利用を防止していくことができます。

もちろんネットワーク図は現状に合わせて定期的に更新していかなければなりません。

 

その他の対策

他にも盗聴や高度な脅威から社内のネットワークを保護するため光ファイバーケーブルを使用するとかケーブルの電磁遮へいを行うなどの対策も考えられます。

どのような対策をとるかは各プライバシーマーク(Pマーク)取得会社によるでしょう。

 

まとめ

専門的な知識も必要なためLANケーブルの管理はなおざりにされがちですが、もしLANケーブルに起因するトラブルが発生すれば、ネットワークが停止し、直接業務に支障が及ぶこととなります。

そうならないようLANケーブルのセキュリティ対策を事前に実施し、安全にプライバシーマーク(Pマーク)を運用するようにしましょう。

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この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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