MDMの主な機能を7つご紹介 その2【Pマーク取得の基礎知識】
前回の記事からMDMの主な機能をご紹介しています。
おさらいになりますが、MDMとはいくつものスマホのセキュリティを一括で管理できるソフトウェアのことで、社内で複数の業務用スマホやタブレットを利用しているプライバシーマーク(Pマーク)取得会社にとってはあつらえ向きの情報保護のためのツールであると言うことができます。
前回はMDMの持つリモートロックやリモートワイプなどの機能を説明しましたが、他にもどのような機能があるのか、あと5つほど見てみたいと思います。
アプリの利用制限
スマホはアプリケーションソフトをインストールしていくことで無限に使い道が広がります。それと同時にセキュリティ面にも影響が及びます。
MDMには各スマホにインストールすることのできるアプリを設定する機能があります。これにより会社が許可したアプリだけをスマホにインストールできるようにすることが可能になります。
アプリの自動配布・アップデート
MDMでは登録しているスマホにアプリを一括してインストールしたり、アップデートがある場合にOSやアプリを一括して更新したりすることが可能です。これでスマホのセキュリティ状態を均一に保つための作業を効率よく行うことができます。
デバイス制御
これは無線LANやBluetooth、カメラなどの機能を必要に応じて制限したり無効にしたりする機能です。
パスワードポリシーの適用
「パスワードポリシー」とはパスワードに関するルールのことで、たとえばパスワードを何文字以上にするかとかどの文字種を含めるかとか、またどれくらいの期間で更新すべきとするかなどのルールのことを言います。
個人情報などの重要な情報を保存しているスマホには機器自体にパスワードを設定することが強く推奨されますが、パスワードをどのように設定するかは各プライバシーマーク(Pマーク)取得会社の社内ルールによります。
しかしながら社員によってはパスワードを設定しなかったり、設定してはいてもポリシーに沿っていなかったりする場合がありえます。そういった場合にすべてのスマホに義務的にパスワードポリシーを適用させるMDMの機能を活用することができます。
MDMで一括してパスワードポリシーを適用すれば、ポリシーに合わないパスワードの設定をしているスマホを自動的にロックしたりすることもできます。
位置情報の取得
GPSでそれぞれのスマホの位置情報を取得することができるのもMDMの特徴の一つです。紛失や盗難の被害に遭った場合にスマホがどこにあるのかをいち早く把握するうえで役に立ちます。
MDMの中には距離によって利用できる範囲を設定できる機能を持つものもあります。社内専用のタブレットなどが社内または構内から持ち出されるのを防止するためにこの機能を活用することもできます。
まとめ
MDMの機能をいくつか説明させていただきました。プライバシーマーク(Pマーク)を取得するうえでMDMの導入が必須であるというわけではありませんが、業務でスマホを活用しているのであれば導入を検討する価値は大いにあります。
MDMを活用すれば、社内でのスマホの使用状況をプライバシーマーク(Pマーク)の基準にかなう状態にするために必要な作業を遠隔で行うことができ、業務用スマホを管理するための作業負荷を大幅に減らすことができるに違いありません。
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株式会社UPF
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