Pマークを取得したい! 費用は?
個人情報保護やセキュリティ維持に対する関心が高まっている昨今ですから、プライバシーマーク(Pマーク)の取得を検討している企業も多いに違いありません。
今回はプライバシーマーク(Pマーク)を取得する際にどれくらい費用がかかるのかを解説したいと思います。必ずかかる費用として申請料、審査料、付与登録料の3つがありますので、順に見ていきましょう。
Pマーク取得の申請料
これは初めにプライバシーマークの審査を受けることを申請する費用です。審査で合格するかどうかに関係なく必要になる費用と考えてください。申請料はどの会社の場合も50,000円程度です。
Pマーク取得の際の審査料
実際の審査にかかる費用です。これは初めて審査を受ける場合の話ですが、審査料は会社の規模によって210,000円~980,000円程度と大きく変わってきます。
またプライバシーマークを取得している会社は定期的に更新審査というものを受けることが要求されています。更新審査の場合は120,000円~670,000円程度の審査料がかかります。やはりこれも会社の規模によって変わってきます。
ちなみに審査は文書審査、現地審査というようにいくつかの工程に分けて行われますが、その際には審査員の旅費や交通費も発生し、その分も審査料に加えて請求されるのが一般的です。旅費交通費については審査機関によって異なりますので、実際に審査を受ける機関に直接お尋ねください。
Pマーク付与登録料
審査に合格したらプライバシーマークが付与されますが、その時に必要になるのが付与登録料です。料金は会社の規模によりますが、50,000円~210,000円程度です。
Pマーク取得時の合計費用
以上を合計すると、新しくプライバシーマークを取得する場合、小規模の会社であれば約310,000円、中規模であれば約620,000円、大規模であれば約1,230,000円の費用がかかるということになります。
あくまで万円単位の概算で、なおかつこの記事が作成された時点での料金であることにご留意ください。
コンサルティングについて
なおプライバシーマークのコンサルタントを利用する場合はその費用も考慮する必要があります。ただでさえ審査料などで多くの費用が発生するためコンサル費用はなるべく安く抑えたいという気持ちもわかりますが、極端に安い料金を提示するコンサルタントも考えものです。
プライバシーマークは上辺だけの取り組みで取得できるようなものではありません。数ヵ月という十分な期間をかけて会社の組織体制やシステム、社員の意識を根底から変化させていかなければ実質の伴ったプライバシーマーク取得会社とはなりません。そのためにも中身の濃いコンサルティングが必要になります。
まとめ
ユーピーエフでは適正な価格と充実した内容のコンサルティングをご用意しておりますので、ぜひご検討いただけたらと思います。
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この記事を書いた人
株式会社UPF
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