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保険代理店でPマーク取得が増えている理由(中編)

古端です。

昨日の続きです。
保険代理店を営まれている弊社がPマーク取得支援をさせて頂いておりますお客様(お客様になる前の出来事)が、実際に過去に遭ったトラブル事例を匿名でご紹介します。

この件がきっかけでPマークを取得する方針をお決めになられました。
(※以下のリンクは昨日のblog)

保険代理店のPマーク取得が増えている理由(前編)

【主な登場人物】
・保険代理店営業マン:Aさん
・Aさんのお客様:B社長
・B社長のお友達の:C社長
・Aさんが勤務する保険代理店:株式会社D社(仮名)
・保険メーカー:E生命保険株式会社(仮名)

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<ご紹介で新規顧客を開拓している保険営業マンAさんに起きた事件>

保険代理店㈱D社(仮名)に勤めるAさん。

前職はバリバリの商社でトップ成績だったため、㈱D社からヘッドハンティングされ、わずか入社5年目で保険業界の権威でもあるMDRT(下記※1)にも入るほどの優秀な営業マン。

持ち前のコミュニケーション能力でバリバリと営業成績を伸ばしているD社内でも将来有望な若手のホープです。

主な顧客層は、ベンチャー企業の経営者や不動産投資家などの、いわゆる若くして成功しつつある起業家で、新規顧客の開拓はその方々からのご紹介がほとんどです。

そんなAさんが、いつものように仲良しのお客様B社長からC社長をご紹介頂きました。

B社長「Aさん、私の取引先のC社長が節税したいので保険を提案してあげてください。」Aさん「B社長いつもありがとうございます!Bさんの周りには儲かっている社長が多くて助かります(笑)。しっかり良いご提案をさせて頂きますね。」

そのようなやり取りの後、AさんはC社長に節税に良い保険を提案し、保険に入る為の健康診断を行って頂きました。
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そうしたら、なんと!C社長は腕にタトウーが入っており、残念ながら当初予定していた提案した保険に入ることが出来ませんでした。

C社長が昔若いころに遊び心で入れた小さなワンポイントタトゥーでしたが、その保険会社の規定上、加入することが出来ないルールになっていたのです。

仕方なく、結果的にC社長は節税によい当初予定していた保険商品には加入することはできず、代わりに社員の退職金などにも使える積み立て保険に加入することになりました。

<その結果をB社長に報告したことが命取りに>

B社長「Aさん、ご紹介したC社長どーでした?」
と、当然気になるB社長はAさんに尋ねました。

Aさん「実はC社長、加入前の健康診断をお受けして頂いたところ、タトウーが入ってたんですよね~、ですのでご本人は加入できませんでした。代わりに別の従業員様の退職金向けの積立保険にお入り頂きました。有難う御座いました」。
B社長「そうだったんですか!?私もC社長がタトゥーが入ってたとは知らなかったもので、、、かえってすいませんでしたね(汗)」
Aさん「いえいえ、気にしないでください。」
とAさんはご紹介者であるB社長に事の経緯を説明しました。

<その後、B社長とC社長のやり取りで、問題が発生>

B社長「C社長、今回は残念でしたね~。でもC社長がタトゥーが入ってたとはしらなかったです」。
C社長「そうなんですよ~せっかく良い方をご紹介頂いたんですがね。でもところでそれ誰に聞いたの?」。
B社長「そりゃあAさんからだよ。ご紹介したかたご丁寧に報告してくれたんだよ」。
C社長「え?!」

驚いたC社長は、D社にクレームを出すことを決めたのでした。

この続きはまた明日!(後編に続く)

※1:MDRTはこんな資格です。

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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