Pマークコンサル会社7社を紹介!失敗しない選び方も解説!!
個人情報の取り扱いに最新の注意が求められる今日、「Pマーク(プライバシーマーク)」は個人情報を取り扱う企業では、取得しなければならない必須の認証となってきています。
そんなPマークについて、よく聞かれる悩み・課題は大きく2つあります。
① Pマークの新規取得に関する課題
② Pマーク取得後の運用に関する課題
自分たちがどちらの課題を抱えているのか、整理したうえで、それにあったコンサル会社を選ぶ必要があります。
この記事では、お勧めのPマークコンサル会社の紹介や、選び方のポイントをご紹介いたします。
目次
Pマークコンサルってなに?
Pマークコンサルとは、Pマーク(プライバシーマーク)に関する悩みや課題を解決してくれるコンサルタント、つまり、Pマークのプロフェッショナルのことを指します。
Pマークの取得や更新をしたいと考えている企業に対し、スムーズに取得・運用・更新を進められるようにサポートをしてくれます。
サポート内容は、コンサル会社によって大きく変わります。アドバイスのみの会社もあれば、ノウハウ提供から資料作成までサポートしてくれるコンサル会社もあります。
Pマークコンサルの目的
Pマークコンサルの会社は大きく分けて4つのタイプに分けられます。
① 新規取得支援タイプ
② 新規取得代行タイプ
③ 運用支援タイプ
④ 運用代行タイプ
個人コンサルや小規模な会社では、件数を多く確保することが難しいため、Pマークの新規取得のサポートをメインに実施することが多くなります。また、単価も高くなりがちです。
中規模の会社では、新規取得のみならず、運用の支援や代行など、中期的にサポートしてくれる会社が増えます。しかし、担当者によって力量に差があることも多いです。
大規模な会社になると、担当者による力量の差が少なく、サービスの均一化が図られています。新規取得から運用代行、更新など、長期的なサポートを受けられる会社が多いです。
Pマークコンサルの成り立ちとは?
そもそも、Pマークコンサルとは、どのような経緯で登場した職業なのでしょうか?
Pマーク制度は1998年から始まっています。現在のPマークの認定件数は16,945件(2022年3月31日現在)です。
2005年から2007年にかけて認定件数は急激に増えています。
なぜ、この期間にこんなにも認定件数が増えたのでしょうか?
考えられるのが、2005年に施行された「個人情報保護法」への対応と、これを受けた顧客への対応です。
出典:プライバシーマーク付与事業者情報(20220331版)|一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
急激な認定希望の増加に伴い、当時、Pマークの新規取得をサポートするタイプのコンサル事業に、多くの事業者が参入しました。これにより、「Pマークコンサル」を名乗る企業が、数多く誕生したのです。
現在では、Pマークの取得は非常にハードルが高いものとなっています。スムーズに取得するために、自社に合ったPマークコンサルのサポートを依頼する企業が、多くなっているのです。
Pマークコンサルが請け負えるサポート内容
では実際に、Pマークコンサルはどのようなサポートをしてくれるのでしょう?
Pマークコンサル会社のサポート内容は、
- Pマーク取得申請に関わる書類の作成
- 施策の提案・アドバイス
- 社内での教育実施
- 社内体制の整備
などです。
(サポート内容はコンサル会社やプランによって異なります。)
コンサルティングを依頼する1番の目的は、PMS(個人情報保護マネジメントシステム)構築でしょう。
PMSは企業の運営体制や状況によって最適な内容が変わるため、それぞれの企業にあった施策を実施する必要があり、自社だけで遂行するのは大変です。
また、Pマーク取得後の運用についてもアドバイスをもらうことができます。この運用についても、自社にあったPマークコンサルなら、企業に合わせた運用の方法をアドバイスすることが可能です。
Pマーク取得にかかる期間について
プライバシーマークの申請から取得までの手順は、大まかに下記の通りになります。
① 取得方針の決定
② 申請文書の作成
③ 審査機関への申請
④ 受理審査
⑤ 現地審査
⑥ 認可可否決定
⑦ 使用承諾
このうち、受理審査以降の手順は審査機関次第となり、平均で2ヶ月程度かかります。
そのため、受理審査以前の手順にかかる時間をいかに短くできるかが、Pマークの取得期間を短くするためのポイントとなります。
申請書類を審査機関に提出するまでには、PMSのPDCAサイクルを最低でも1周させないといけません。これには通常、約4ヶ月かかるため、先述の受理審査以降の手順とあわせると、6ヵ月以上が取得期間の目安と考えられます。
どうしても、もっと短期間で取得したい場合は、自社に合ったコンサル会社とよく相談をしましょう。
Pマークコンサル会社の費用について
Pマークコンサル会社の費用の相場は以下のようになっています。
- 取得アドバイスのみ
小規模の企業 → 200,000円〜
大規模の企業 → 400,000円〜 - 取得アドバイス、社内整備などの指導、申請後のフォローなど
小規模の企業 → 800,000円〜
大規模の企業 → 2,500,000円〜 - 文書作成も含めたトータルサポート
小規模の企業 → 1,200,000円〜
大規模の企業 → 6,000,000円〜
※以上の価格はあくまでも参考程度に考えてください。
会社の規模やコンサル会社にもよりますが、120万円が相場となります。
Pマークコンサル会社の紹介
ここまでPマークコンサルについてや、Pマーク取得にかかる期間、コンサル会社の費用の相場を見てきました。
ここではいよいよ、具体的な企業を、それぞれの会社の特徴を整理しながら紹介していきます。
① 株式会社UPF
株式会社UPFは、全国対応可能なPマークの取得・更新支援のコンサル会社です。
プライバシーマーク認定機関審査員OBのコンサルが在籍しています。最新のPマーク審査情報を社内で共有することで短期間でのPマーク取得を実現しています。
また、地域によっては、取得にかかる費用を負担できる経済産業省への補助金申請サポートを行っていることが特徴です。
さらに、Pマークコンサルの費用の相場が120万円~のところ、株式会社UPFなら税抜き49万円~でサポート可能。大手コンサル会社クオリティのサポートを、コストを抑えつつ受けられるという点でお勧めです。
HP:https://upfsecurity.co.jp/
② 株式会社ZAT
株式会社ZATは関東へのサポート可能な Pマーク取得・更新支援のコンサル会社です。
少数精鋭でスムーズな対応を強みにしています。審査員登録証を持っているスタッフがPマークの取得をサポートしてくれます。書類作成や社内体制の整備など時間がかかることの多いことでも最速で対応してもらうことができます。また、社内研修のサポートも行っています。
HP:https://zat-web.co.jp/
③ 株式会社バルク
株式会社バルクは2000件以上の豊富な実績をもつ、全国対応可能なPマーク取得・更新支援のコンサル会社です。
独自のITツールを活用することで効率的に企業の負担を少なくするサポートが可能になっています。
最短取得プランや取得後の運用プランなど、様々なプランが用意されています。
HP:https://www.vlcank.com/co/
④ エイチケー・アソシエーツ
エイチケー・アソシエーツはPマーク取得・運用支援のコンサル会社です。
特徴は早く、低予算であることです。また、あらゆる要望に柔軟に対応し施策の提案を行ってくれます。10年以上にわたる豊富な経験とITの専門知識を持ったエキスパートによって最適な提案を行います。
HP:https://www.hka.co.jp/
⑤ オフィス・メイプル
オフィス・メイプルは関東へのサポート可能なPマーク取得支援コンサル会社です。
他と異なる大きな特徴は担当コンサルタントが業種や規模を問わず書類作成、社内教育、内部監査、取得完了まで一貫してサポートしてもらうことができます。
依頼前に担当コンサルタントによるヒアリングで取得後の運用を考えた提案をしてもらうことができます。
HP:https://www.office-maple.net/
⑥ 株式会社フォーマルテレコム(セキュリティ本舗)
株式会社フォーマルテレコムはPマーク取得・運用・更新支援コンサル会社です。
効率的な取得手順を追求することで短い期間でゆとりを持ちながら取得することができます。Pマーク審査員の資格を持ったコンサルタントがサポートするのでスピーディーかつ安心のサポートを受けることができます。取得後の運用や更新までのサポートが手厚いのも特徴になります。
HP:https://www.forvaltel.co.jp/
株式会社エムテクノコンサルティング
株式会社エムテクノコンサルティングは関東+山梨県へのサポート可能なPマーク取得・更新支援のコンサル会社です。
JIPDECのプライバシーマーク審査登録書を持ったスタッフにサポートしてもらうことができます。
業務に支障が出ないようなスケジューリングと審査に通らなかった場合は全額返金の体制を整えています。
HP:https://mtc-iso.com/
コンサル会社の選び方について
各コンサル会社の特徴などを交えながら、7社ご紹介いたしました。
ここからは具体的にどのようにコンサル会社を選ぶかについて解説していきます。
Pマークの取得のみを支援してほしいのか、その後の運用まで支援してほしいのか。目的は様々あると思います。
まずは、その目的を整理することから始めましょう。サポート内容が目的と合っている会社に絞ることができます。
絞った会社の中からさらに選ぶ必要がある際は、以下のチェックポイントを参考にしてみてください。
- Pマーク取得実績を公開しているか
- 自社でPMSを運用できる体制構築を行ってくれるか
- コンサル費用は相場とかけ離れていないか
- 取得スピードばかりを重視していないか
- 担当コンサルタントコミュニケーションに問題はないか
- 取得支援のサポート範囲
上記のチェックポイントで1番重要なのは、費用とサポート範囲です。会社によっては、アドバイスのみで書類の作成サポートが不十分な会社もあります。
初めてのPマークの取得はわからないことも多いです。書類の作成もしっかりとサポートしてくれる会社がおすすめです。
まとめ
本記事では、7社のコンサル会社の紹介とコンサル会社の選び方について主に解説しました。
Pマークの取得には多大な労力と時間がかかるため、自社に合ったコンサル会社と一緒に実施することで、全体のコスト削減にもつながります。
まずは私たち、株式会社UPFにお問い合わせいただき、一緒にPマーク取得に向けての第一歩を踏み出しましょう!
この記事を書いた人
株式会社UPF
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