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「マイナンバーで多忙」を理由に市民課長が不祥事情報放置 沖縄・豊見城市
「マイナンバーで多忙」を理由に市民課長が不祥事情報放置 沖縄・豊見城市
3月2日の産経WESTのニュースです。
沖縄県豊見城市の市民課長が、住民票を含む公文書が偽造された疑いがあるとの情報を警察から受けていたにも関わらず未対応のまま10カ月間程放置していたとのことです。これは市民課の40代男性職が休日に架空名義の住民票や印鑑登録証明書を偽造したという疑いに対して市民課長が上司に報告するなどの措置をとらなかったことが報告されています。市民課長は「マイナンバーによる多忙で時間を作れなかった」と話しているそうです。
さて、実際このニュースを聞いて純粋に市民課長を責められない思いがあるのが事実です。マイナンバーによる業務量の増加でトラブルに発展するケースは以前このセキュリティニュースでも書きましたが、既に役所関係ではキャパシティオーバーの恐れがありますね。マイナンバーを反対しているわけではなく、義務と事実のバランスが取れない状況には早急な対処が必要かと思います。
(記事より抜粋)
この50代の男性課長は、市側の聴取に「導入されたばかりのマイナンバー制度の対応で忙しかった」と釈明しているという。県警豊見城署は、有印公文書偽造・同行使の疑いで捜査。市は、関係者の処分を検討している。