稲敷市で個人情報が流出?原因や対策について紹介!
稲敷市は2019年8月26日に、市内の水道契約者の個人情報などを記録したタブレット端末を紛失したと発表しました。タブレットに記録されていた個人情報が流出した可能性が高く、今後の対応が注目されています。
今回は、稲敷市で発生したタブレット端末紛失による個人情報流出の原因や対策について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。
稲敷市とは
稲敷市とは茨城県南部に位置している市のことで、自然や昔の文化に触れるスポットが数多くあることから、観光できる街として人気があります。そんな稲敷市の観光スポットをいくつか紹介していきましょう。
・大杉神社
稲敷市にある観光スポットの一つとして有名なのが、「大杉神社」になります。大杉神社は、全国に670社ある大杉神社の総本宮となっており、土地のことを「あんば」と呼んでいました。また巨杉に鎮座する神様のことは「あんばさま」と呼ばれ、信仰の対象となっています。
大杉神社では厄除けや縁結び、金運財運、家内安全、企業経営など、様々なご利益がある神社として知られていることから、多くの方が訪れる神社として親しまれているのが特徴です。
・いなしき夏祭り花火大会
稲敷市には平成8年から始まったお祭りがあります。それが「いなしき夏祭り花火大会」です。昼間はステージイベントがあり、夜は花火大会を中心に開催されています。
花火大会はスターマインやメッセージ花火など、茨城県内有数の打ち上げ数を誇り、フィナーレを飾る迫力満点の日本一のスターマインは圧巻です。
・こもれび森のイバライド
こもれび森のイバライドは、豊かな自然と動物たちで出会いを求めることができる場所で子供に人気のある観光スポットになっています。さわって、作って、遊ぶ、食べるといった体験型のスポットとなっているので、楽しい思い出を作ることが可能です。
大人も遊べる施設になっていることから、子供と一緒に行くことで思い出作りに最適となっています。
稲敷市で発生した個人情報流出
稲敷市で発生した個人情報流出のトラブルによって、市内の水道契約者1万801件の情報や114件の電話番号、配管図面などが外部に流出した可能性があると言われています。
市の水道課の発表によると、職員が業務の関係でタブレット端末を持ち出した際に、いつの間にか紛失してしまったとのことです。2019年8月23日には紛失を把握して、捜索を進めたものの、現在でもタブレット端末は発見していないとされています。
稲敷市の水道課によると、紛失したタブレット端末はパスワードを入力しなければ、閲覧できない設定になっていることから個人情報が流出した可能性は低いそうです。そのため、二次被害も現状では確認されていません。
ただ稲敷市は水道に関する調査の勧誘や訪問営業が全国的に広がりを見せている点を考慮し、不審な事案があれば速やかに対応できる準備を進めているようです。
セキュリティ上、タブレット端末からは個人情報が流出することはないとされていますが、実際に個人情報が流出しないとは限りません。出来るだけ早急に、紛失したタブレット端末を見つけ出し、トラブルが発生しないようにすることが、稲敷市に求められる対応となってくるでしょう。
参考URL:https://cybersecurity-jp.com/news/33143
稲敷市の今後の対応
稲敷市で発生したタブレット端末の紛失による個人情報流出のトラブルは、セキュリティロックがかかっていることから、個人情報が流出した可能性は低いという認識となっています。また業務関連でタブレット端末を持ち出した上での紛失ということもあり、ある程度職員に対する責任も薄くなることが想定されるでしょう。
しかし稲敷市としては個人情報が詰まっている情報端末を紛失してしまうといったトラブルが発生しないように、今後の対応が求められています。個人情報保護の管理体制を十分に整えるのであれば、個人情報が含まれているタブレット端末は外部に持ち出すべきではないでしょう。
やり取りが可能なのであれば、個人情報が含まれているタブレット端末は持ち出しせずに、メールなどでやり取りを行うことが重要になってきます。
今回のタブレット端末の紛失によって、稲敷市の個人情報保護の扱いについて、改めて見直すことが重要になってくるでしょう。
市民が納得するためには、今後の個人情報の扱いは慎重に行うように、職員への指導を徹底すると共に、個人情報保護の管理体制を見直すことが重要になってきます。
またセキュリティロックがかかっているからといって、タブレット端末に含まれている個人情報が流出しないとは限りません。そのため、稲敷市としては二次被害が発生した場合に、どのような対応を行うのか準備を整えておくことも重要になってきます。
タブレット端末についても捜索を続け、個人情報流出の可能性を少しでも減らす努力を行うことが求められくるでしょう。
企業であれば信用問題に繋がる
稲敷市が引き起こした個人情報が記録されているタブレット端末の紛失は、企業であれば個人情報が流出する可能性を作ったとして信用問題に繋がるケースがあります。企業ではなくても、個人情報が流出してしまうのは、個人情報保護の管理体制を見直すことが求められるでしょう。
今回の稲敷市の対応は、個人情報が含まれているタブレット端末を持ち出したことが個人情報流出に繋がったことが想定されます。個人情報保護の観点から、重要な情報は外に持ち出すことは極力避けることが重要です。それでもタブレット端末を出してしまったことから、同様の問題が発生しないような対策を講じることが大切になります。
こういった個人情報のトラブルが発生した場合、企業であれば「プライバシーマーク(Pマーク)」を取得することが大切です。プライバシーマーク(Pマーク)は、第三者機関の厳しい審査によって、取得の有無が判定されます。そのため、プライバシーマーク(Pマーク)を取得することができれば、外部に個人情報保護の管理体制が十分に整っていることをアピールすることが可能です。
個人情報は、企業にとって最も大切にしないといけない情報であることから、管理体制は十分に整えておくことが重要になります。そんな時に、プライバシーマーク(Pマーク)を取得していれば、顧客からの信用を得るきっかけにすることができるため、企業にとって大きなメリットになるでしょう。
今回、稲敷市が発生させた職員によるタブレット端末の紛失は、個人情報保護の観点から、今後の対応が重要になってきます。企業であれば、プライバシーマーク(Pマーク)を取得するなどの対策で、外部にアピールすることができますが、稲敷市の対応に注目です。
まとめ
稲敷市で発生した職員によるタブレット端末の持ち出しによる紛失は、セキュリティロックがかかっていることから、個人情報が流出する可能性が低いと結論付けされました。しかしタブレット端末が見つからない限り、個人情報が流出するリスクは残されていることから、同様の問題が発生しないように対策を講じることが大切です。
そのため、稲敷市としては職員全体に、個人情報の重要性をしっかり認識されることが重要になってくるでしょう。
企業であれば、プライバシーマーク(Pマーク)の取得などで信用を取り戻すことができますが、今後の稲敷市の対策が重要になってきます。
この記事を書いた人
株式会社UPF
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