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共立女子大学で個人情報が流出?原因や対策について解説!

共立女子大学は2019年9月20日に、個人情報が流出したと発表しました。流出した個人情報は、学生や関係者の情報も含まれていることから、管理体制に問題がなかったのか詳しく調査が行われています。

今回は、共立女子大学で発生した個人情報流出の原因や対策について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。

共立女子大学とは?

共立女子大学とは、女性が活躍できる社会を応援するため、女性の社会進出を目的に、様々な資格や分野の学習を行うことができる女子大学となっています。130年の歴史がある学校で、女性の自立と自活を推奨することを目標に、専門的な知識や技術を磨くことができる学校なのが特徴です。

学問分野の広さと専門性の深さは、多様な社会で貢献できる力を育むことができるので、就職に有利に働きます。他にも、様々な人とモノ・コトとふれあいを作ることも、共立女子大学では大切にしていることから、人として自立した人間になることができるでしょう。

また共立女子大学の学びの特色について、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。

・きめ細かな教育を受けることができる

共立女子大学では、専門課程として自然科学系・社会科学系・人文科学系を選択することができ、その中には医療系・芸術系・メディア系・教育系・建築デザイン系なども含まれています。小さい総合学科だからこそ、全体を見通すことができ、きめ細かな教育を受けることが可能です。

また分野を超えた様々な交流を楽しむことができるため、コミュニケーション能力やコミュニティを形成する上で、大切なことを学ぶことができます。

・最新のキャンパスやIT設備が整っている

共立女子大学は2号館を新設し、アクティブラーニングなど学習に合わせた学びの形を展開することができる環境が整えられています。また学内では、「共立シラバス」・「kyonet」での履修管理を行うことが可能です。

他にも、Google Appsによる授業資料の閲覧、課題提出など、ITの側面から効率的な学びをサポートしてもらうことができます。インフォメーションPCが学内に設置されていたり、図書館でノートPCの貸し出しを行うといった、インフラ設備が十分に整っているのが特徴です。

・充実の就職サポート

共立女子大学では、社会に出て女性が輝けるように、就職サポートが充実しています。就職進路課では専任職員が9名おり、キャリアカウンセラー3名が学生の就職をサポートしてくれるので、安心して頼ることができるでしょう。

就職対策プログラムは年間100コマ以上となっており、自分のスケジュールに合わせて選択することができます。急な相談でもしっかり対応してくれるので、就職について悩む心配がないのが魅力です。

共立女子大学で発生した個人情報の流出

共立女子大学で発生した個人情報の流出は、看護学部の外部実習で引き起こされました。流出した可能性のある個人情報は、学生や関係者の情報で、詳細にわたって書かれている書類が紛失したことで流出した可能性があると言われています。書類が紛失した事実は、拾得者が匿名で送付してきたことから問題が判明したようです。

流出した個人情報は2017年のもので、実習先の関係者や学生など、6人分の個人情報を含む一覧表や学生98人分の氏名と学生番号が記載された学生配置表と言われています。

匿名者は6月20日に、実習先機関に封書を届け、中には実習先機関の周辺で習得したと手紙を入れていたようです。このトラブルを受け、共立女子大学は調査委員会を立ち上げ、報告書をまとめた上で実習先機関や個人情報が流出したと思われる対象となる学生や関係者に対して事情の説明や謝罪を行っています。

速やかに書類が見つかったことから、大きな問題には発展していないようですが、今後二次被害が発生する可能性もあることから共立女子大学側としては慎重に対応していくことが重要です。

また匿名者が個人情報が記載されている書類を届けていなかったら、今回のトラブルの発見は出来ていなかったことから、共立女子大学は個人情報保護の管理体制をしっかり構築することが、今後必要になってくるでしょう。

共立女子大学の今後の対応

共立女子大学で発生した個人情報流出のトラブルは、個人情報が記載された書類を紛失したことから引き起こされました。現在は二次被害など、個人情報を悪用した問題は発生していないようですが、誰が閲覧したのか判明していないことから、今後トラブルに発展する恐れがあるため注意しないといけません。

また共立女子大学は、今回の個人情報流出のトラブルを受けて、速やかに説明や謝罪を行っていますが、今後同様の問題が発生しないように対策を講じるためには、個人情報保護の管理体制を充実させることが重要です。

外部に個人情報が流出しないためにも、学生や関係者の個人情報は持ち出し禁止にするなど、個人情報保護の管理を徹底することが求められます。

共立女子大学で引き起こされた個人情報の流出は、外部からの不正アクセスで発生した訳ではなく、内部の人間が個人情報を持ち出した上で書類を紛失したことが問題です。そのため、個人情報保護の管理体制を見直し、これからの体制を根本的に変えていく必要があるでしょう。

Pマーク取得が信用獲得に重要

共立女子大学で発生した個人情報の流出により、同様の問題が発生しないように対策を講じることが求められています。セキュリティ強化を図るだけでなく、個人情報保護の管理体制を整えたことを外部にアピールすることも大切でしょう。

そんな時に有効な手段として活用することができるのが、「プライバシーマーク(Pマーク)」です。プライバシーマーク(Pマーク)を取得するためには、第三者機関の厳しい審査を通す必要があることから、簡単には取得することができません。そのため、プライバシーマーク(Pマーク)を取得することができれば、外部に個人情報保護の管理体制が整ったことをアピールすることができます。

今回のように、共立女子大学が個人情報を流出したことから、今回のトラブルに発展しているため、個人情報保護の管理体制を整えたことを外部にアピールすることが重要です。プライバシーマーク(Pマーク)を取得することは、一つの手段として有効と言えるでしょう。

ただプライバシーマーク(Pマーク)を取得するためには、十分な個人情報保護の管理体制を整えるため、時間や費用がかかることが想定されます。それでも、プライバシーマーク(Pマーク)を取得することは、大学としての信用を得るきっかけになるため、取得するメリットは大きいでしょう。

同様の問題が発生しないためにも、プライバシーマーク(Pマーク)の取得を目指すことが重要になります。

まとめ

共立女子大学で発生した個人情報流出は、同様の問題が発生しないように早急な対策が求められているようです。そのため、共立女子大学は改めて、個人情報保護の管理体制を見直す必要があります。

また外部に、個人情報保護の管理体制を見直したことを証明するため、プライバシーマーク(Pマーク)の取得を目指すのがおすすめです。

プライバシーマーク(Pマーク)を取得することで、外部に個人情報保護の管理体制を整えたことをアピールすることができるので、共立女子大学は取得を目指すことが重要になります。

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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