LINE Credit(ラインクレジット)で個人情報が流出?原因や対策について解説!
LINE Creditは2019年9月19日に、提供している個人向けローンサービス「LINE Pocket Money」で一部顧客の個人情報が流出したと発表しました。顧客の個人情報は氏名や電話番号などが含まれていたことから、二次被害が懸念されています。
今回は、LINE Creditで発生した個人情報の流出について、詳しい原因や対策について、解説していくので参考にしてみてください。
LINE Creditとは?
LINE Creditとは、2018年5月1日に設立された個人向けスコアリング、個人向け無担保ローンサービスの提供や運営を行っている会社です。顧客に金銭的な援助を行うことで、少しでも生活の助けになることを目的としてサービス提供を実施しています。具体的に、どのようなサービスを提供しているのか、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。
・LINE Score
LINE Scoreは個人向けスコアリングサービスとして提供されているもので、LINEの利用傾向を診断することで、顧客のライフスタイルに合った嬉しい特典を提供するサービスとなっています。
信用スコアによっては、利率が優遇されたり、借入限度額の上限を高めることができる可能性があるため、フリーランスなど、今まで借入が難しかった方でも、信用を得て借入できるきっかけを作るサービスとなっているのが特徴です。
・LINE Pocket Money
LINE Pocket Moneyは、個人向け無担保ローンサービスとなっており、急な出費が発生した場合に、助かるサービスとなっています。お金が必要になった時に、LINE一つで解決することができるため、気軽に利用できるサービスとして高い評価を得ているのが特徴です。
LINE Creditで発生した個人情報流出
LINE Creditで発生した個人情報流出の問題は、個人向けローンサービス「LINE Pocket Money」で引き起こされました。発生した問題は、2019年9月1日~2019年9月16日にかけて、「LINE Pocket Money」に申し込んだ顧客の個人情報280件を誤ってSNS上で公開し、第三者がダウンロードできる状態にしてしまったというものです。
流出した顧客の個人情報は、氏名や生年月日、自宅や携帯の電話番号以外にも、指定信用情報機関から取得した情報や管理番号なども含まれていたことから、二次被害などが懸念されています。
問題が発生したのは、2019年9月17日に担当者が顧客情報を含んだ表計算ファイルを社内で共有しようとしたところ、誤ってLINEの不特定多数が参加できるコミュニティサービス「OpenChat」に投稿したことで引き起こされました。
関係のない一般参加者がファイルを一時ダウンロードできる状態であったとされています。問題に気付いたことで、投稿から2分後にはファイルを削除したそうですが、すでに4人がファイルをダウンロードしたようです。
対象者には個別に連絡を入れることで、ダウンロードしたファイルを削除するように依頼しています。また個人情報を流出していまった対象となっている顧客に対しては、事情を説明し謝罪を行ったそうです。
掲載してしまった個人情報に対しての対応は早かったものの、実際にファイルがダウンロードされていることから、今後もトラブルが発生する可能性はあるでしょう。そのため、LINE Creditは二次被害が発生した場合の対応も検討しておいた方がいいでしょう。
流出した個人情報は、氏名や電話番号といったプライバシーに係わることだけでなく、指定信用情報機関から取得した情報なども含まれていることから、LINE Creditは個人情報保護の管理体制を見直し、同様の問題が発生しないように対応することが求められています。
LINE Creditの今後の対応
LINE Creditで発生した誤掲載による個人情報の流出は、同様の問題が発生しないように対策を講じることが求められているでしょう。そのため、今後の対応としては会社全体で個人情報保護の管理体制を十分に整える必要があります。
従業員に個人情報の大切さを再教育し、同様の問題が発生しないように対策を講じることが大切です。また今回のように、誤って個人情報が掲載されないように、情報を掲載する場合は、上長の認可が必要になるなど、ワンクッション置くことが重要になります。
誰かが確認することで、単純なミスを防ぐことができるので、個人情報保護の管理体制を整えることが、今後の対応として求められるでしょう。
顧客側としても、個人情報が悪用されないためにも、可能であれば電話番号を変えるなどの対策を講じることが大切です。また怪しいメールなどが届いた場合は、不用意に対応しないように注意して行動する必要があります。
外部からの不正アクセスによって、個人情報が流出した訳ではないことから、システムのセキュリティ向上を図ることは、それほど必要ではないでしょう。
今後の対策としては、LINE Creditの個人情報保護の管理体制を見直し、セキュリティ強化や管理体制を十分に整えることが大切です。
Pマーク取得で信用を得る
LINE Creditで発生した個人情報流出の問題は、従業員の不注意で引き起こされています。そのため、個人情報保護の管理体制を十分に整えることが、今後の対応として求められるでしょう。
そんな時に有効な手段としておすすめなのが、「プライバシーマーク(Pマーク)」取得を目指すということです。プライバシーマーク(Pマーク)を取得するためには、第三者機関の厳しい審査を通す必要があることから、取得することができれば、個人情報保護の管理体制を十分に整えていることを外部にアピールすることができます。
特に、LINE Creditで発生した個人情報流出のトラブルがあった会社にとって、個人情報保護の管理体制を整えたことを外部にアピールすることは重要です。そのため、プライバシーマーク(Pマーク)を取得することは、顧客からの信用を取り戻すための第一歩として活用することができます。
ただプライバシーマーク(Pマーク)を取得することは簡単ではありません。十分な個人情報保護の管理体制を整えるためには、時間と費用がかかるでしょう。それでも、プライバシーマーク(Pマーク)を取得することは、会社としての信用を得るために必要な要素となるので、取得しておいて損はありません。
まとめ
LINE Creditで発生した個人情報の流出は、同様の問題が発生しないためにも対策を講じることが求められています。そのため、同様の問題が発生しないように、個人情報保護の管理体制を根本的に見直す必要があるでしょう。
その手段として、プライバシーマーク(Pマーク)取得を目指すのは一つの手段としておすすめです。外部にアピールする手段を持つことは大切なので、取得を目指して個人情報保護の管理体制を見直すことがLINE Creditには必要になります。他にも、従業員の個人情報保護の重要性を認識させるためにも、教育を徹底することが大切です。
プライバシーマーク(Pマーク)を取得することは、簡単なことではありませんが、取得することで企業にとって大きなプラスになります。そのため、取得を目指しておいて損はないでしょう。
この記事を書いた人
株式会社UPF
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