個人情報保護法の改正によって、プライバシーマーク制度の内容は変わるのか?
来春に施行される「改正個人情報保護法」によりPマークの基準でもある
日本工業規格
「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」
も見直し検討が進められているようです。
改正個人情報保護法の全面施行後に改正・公表される見込みとのことですがここで
「プライバシーマーク自体の取得に何かしら影響があるか?」
との疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
JIPDECが公表している内容を見てみましょう。
以下、JIPDECのHP上「プライバシーマーク付与事業者及び申請ご予定の事業者の皆さまへ
改正個人情報保護法へのプライバシーマーク制度の対応方針について」
https://privacymark.jp/info/kaisei_info/index.html
簡単に説明致しますと…
改正個人情報保護法施行後も引き続きプライバシーマークの取得への内容変更は一定期間はなく、以前と同じということらしいです。
取得に向けてのマネジメント構築の流れは今後も同じです。
しかし、Pマークは上記の規定以外にも法令を遵守しなければならないこととなっておりますので、個人情報保護法改正での影響が出てくるところとしては、「個人情報」の定義です。
個人情報の範囲に変更はありません。
話が難しくなってきましたが、個人情報の範囲に変更はありません。
しかし、「他の情報と容易に照合することができるもの」について「個人識別符号」と新たに定義されました。
例)指紋認証・顔認証、マイナンバー、旅券・運転免許証の番号、基礎年金番号等が考えられるが、詳細は今後の政令で定める。
まとめ
上記の例に挙がっているものに関連されておられる企業様は注意すべき個人情報がプラスアルファになるというイメージです。
★こちらの記事もおすすめ
→【仮想通貨を支えるブロックチェーン技術の仕組みと取引所のセキュリティってどうなっている?(ISMS取得事業者からよくある質問)】
この記事を書いた人
岡本
同じテーマの記事はこちら
国内で感染が拡大しているエモテット「Emotet」についての対応
現在、国内で「Emotet(エモテット)」が猛威を振るっており、当社クライアントにおいて多数感染が報告され相談依頼が急増しております。 <IPA> https://w […]
株式会社三菱UFJ銀行で不正アクセス?原因と対策について解説!
株式会社三菱UFJ銀行は2019年10月25日に、提供しているサービス「LCMS」の認証システムで不正アクセスが発生したと公表しました。不正アクセスによって、顧客の個人情報などが流 […]
株式会社スタジオラインで不正アクセス?原因と対策について解説!
株式会社スタジオラインは2019年10月24日に、運営しているサービス「MODERN BEAUTY TOKYO」で不正アクセスが発生したと公表しました。不正アクセスによって、顧客の […]
株式会社JIMOSで不正アクセス?原因や対策について解説!
株式会社JIMOSは2019年10月15日に、運営していた「酒蔵.com」が何者かのサイバー攻撃を受けたと発表しました。サイバー攻撃によって、顧客の個人情報が流出し、二次被害が懸念 […]
ホビボックス株式会社で不正アクセス?原因と対策について解説!
ホビボックス株式会社は2019年10月9日に、運営している通信販売サービス「ECオーダー.com」が何者かによって不正アクセスを受けたと公表しました。不正アクセスによって、顧客の個 […]