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Pマークの本質とは?


Pマークはプライバシーマークの略称です。まずはこの本質についてですが、過去の事例にさかのぼって説明したいと思います。

2014年に起きたベネッセコーポレーションの個人情報の漏洩問題がありました。
これは大きな問題となりニュースでも何度も放送されましたのでお分かりの方もいらっしゃると思います。
この事件は誤った個人情報の取り扱い方と管理方法が原因です。

警察の調べによるとベネッセでは個人情報の管理を社外にて委託していました。
そしてまたその委託を受けた会社も複数の下請け会社にその仕事を委託しました。
そして派遣社員である犯人にその個人情報のシステムに直接アクセスできる権限を与えていました。
これは正しいプライバシーマーク取得支援サービスの選定方法としては間違っていると思われます。

ずばり「Pマークの本質とは何かというと、個人情報の管理が正しく行われているかどうか」なのです。

この管理方法では、個人情報の管理者にその個人情報を守らなければならないという社会的責任感が伴っていなければ簡単に外部に漏れてしまいます。
そして犯人はお金欲しさのあまり外部の名簿業者にその個人情報を流してしまいました。
そしてベネッセの顧客情報のデータは3500万件ほど流出してしまい、これらの事件により日本情報経済社会推進協会は、Pマークを取り消ししました。
このようにPマークとはただ単に取得するだけでは通用しないということが明らかになりました。
これらの本質とは個人情報の取り扱いを軽々しくしてはいけないという戒めでもあります。
またPマークとは何か、と全従業員にその本質を教育し、個人情報は会社の機密管理として扱うべきとの認識を持つようにしなければならないと思われます。

そうしたうえで適切なプライバシーマーク取得支援サービスを活用するべきです。

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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