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トルコで個人情報5千万人分流出 国民の3分の2、検察が捜査
トルコで個人情報5千万人分流出 国民の3分の2、検察が捜査
4月7日の日本経済新聞の記事です。
トルコにて約5千万人分の個人情報が流出・インターネット上に公開されたとのことです。漏えい元は様々な見解があるようだが特定されておらず、情報公開されたサイトには政治的動機を示唆する情報も記載されているとのことだ。膨大な流出件数から、情報の悪用なども懸念されている。
国民の3分の2に相当する流出件数とのことで、無差別的な情報漏えいはやはり目的が情報漏えいそのものではなくその先の、一種の警告のように感じてしまう。恥ずかしながら本記事終盤にあるトルコの政治手法については知識不足なのだが、国をあげての情報統制措置も行われているとのことで日本にはない緊迫感が伺える。捜査は同国の検察が進めているとのことだがサイトの運用や利用サーバーは他国のものであると報じられていることから、一国の検察のみの調査ではやや心許ない。
(記事より抜粋)
個人情報が公開されたサイトには国政の現状やエルドアン大統領を批判する文章が記されており、エルドアン氏やダウトオール首相の個人情報も含むと主張している。政治的な動機に基づくサイバー攻撃が行われた可能性も浮上している。