個人情報とプライバシーの違い
情報管理課の古橋でございます。
前回・前々回と「個人情報保護対策」についてお送りしました。
今回は似ているようで違う、「個人情報とプライバシーの違い」についてお話しします。
まずは個人情報です。
こちらは読んで字の如く(好きなフレーズなので何度も使っています)、個人の情報です。
「個人情報とはどこからどこまでか」という問いに対して答えることは難しいですが、
「個人情報の保護に関する法律の中での個人情報の定義」は下記のように定められています。
この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。
例えば「私は○川×也です」「東京都千代田区△□に住んでいます」「1975年3月26日生まれです」のような情報は個人情報と言えます。
条文にある「当該情報に含まれる氏名、生年月日」「その他の記述等により特定の個人を識別することができる」にあたるわけです。
「個人情報の保護に関する法律の中での個人情報」という定義の中ではありますが、以上が個人情報です。
それではプライバシーとはなんでしょうか。
シンプルに辞書を引いてみると、このように記されています。
個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。(小学館「大辞泉」より)
例えば「喫煙者である」「家庭内別居中である」のような、ちょっとしたことから重いものまで様々です。
こちらを侵害されることが、よく聞く「プライバシーの侵害」です。
以上が「個人情報とプライバシーの違い」です。
ご参考になりましたら幸いです。