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ECサイト立ち上げ後の重要な運営方法

ECサイトを運営するといっても、それには開業をしてからも商品を管理したり、宣伝をしたり、さらには顧客分析なども必要となってきます。しかし、これらの問題を一度に解決することは難しいので、それぞれのシステムを一つひとつ解決していく必要があります。ここでは、そんなECサイトを立ち上げた後に重要となってくる運営方法についてお伝えをしていきます。

ECサイト運営に関しての仕事内容とは

ECサイトはパソコンとインターネットがあればどこでも始めることができて、さらには少人数でも始められることから、興味を持たれる方も多いですが、まずはサイトを運営するにあたって行う仕事内容を知る必要があります。仕事内容を大きく分けていくと、商品管理やサイトの管理、宣伝、顧客分析、顧客のサポートなどになりますが、さらに大きく分けると管理業務とサポート業務、そしてマーケティング業務の3つになります。まず初めに管理業務ですが、日常的に最も多く行う業務が、この管理業務になります。ここでは商品管理やサイトの管理、売り上げ管理を行っていくのですが、商品管理は商品の写真の掲載や説明文の更新などの情報管理、他にも仕入れの受注と発注などの商品に関しての管理を行っていきます。次にサイトの管理ですが、ここではシステムのメンテナンスやイベントページの作成などの管理を行っていきます。これも定期的に行っていく業務になりますので日々細かくチェックをして、常に最適な状態を保っておく必要があります。売り上げの管理に関しては、入金の確認や販売の管理をしてくのですが、顧客が最もデリケートになるのも売り上げの管理になりますので、正確に作業進めていく必要があります。次にサポート業務ですが、これは顧客からのお問い合わせやクレームに対してのサポートをする業務で、素早く対応する必要がありECサイトには欠かすことのできない重要な業務になります。最後に重要となってくるのがマーケティング業務になります。検索エンジンの上位に表示させるSEO対策や、ターゲットとしているユーザーにピンポイントで訴求するリスティング広告など、売り上げに直結する業務になりますので非常に重要になります。マーケティング業務では、どのような対策を打てるかがカギとなってきますので、可能な限りマーケティング業務に専念するようにしてください。

ECサイト運営に関しての法律とは

次に重要となってくる法律というものが存在していて、これは知らなかったでは済まされないものとなっていますので、どのような法律があるのか、そして今取り扱っている商品やサービスなどが法律に沿っているのか確認をしていきましょう。まず初めに知的財産権に関する法律ですが、これは知的な創作活動によって何かを作り出した人に与えられる権利で、創作物を他人に無断で使用されないようにする法律になります。一般的なのがテレビなどで有名なキャラクターを無断で用いて、オリジナル商品を製作、転売するケースになります。他にはオリジナルのものをコピーして販売をする、いわゆる海賊版と呼ばれるものも、この知的財産権にあたります。次に特定商取引法に関する法律ですが、ネットショップ事業者と消費者の間で特にトラブルとなりやすいのが、この特定商取引法になります。これは消費者被害を未然に防ぐ目的で作られた法律になりますが、ネットショップ事業者は以下の示している項目を表示する義務があります。まずは販売事業者名、そして次に統括責任者名、ショップの住所、電話番号、メールアドレス等の連絡先、販売価格、商品の代金以外の必要金額、代金の支払い時期、商品の引き渡し時期、支払方法、返品条件などになります。また、許可なく相手にメール広告を送信する、いわゆる迷惑メールの禁止に関しても特定商取引法に含まれています。次に、個人情報保護法に関しての法律ですが、個人を特定できる情報の取扱いについて、安全に管理をすることが義務付けられています。ネットショップの場合には、お客様の住所や電話番号はもちろんのこと、クレジットカード情報なども個人情報には含まれていますので、適切な管理が求められます。また明記している目的以外には個人情報を使用してはならないとも定められていますので、例えばアンケート目的で集計された個人情報を、広告などの他の目的で使用してはいけません。次に電子契約法ですが、お客様が注文をしてネットショップ側が注文を承諾して、その旨をメールでお客様に届けた時点で契約が成立となるのですが、これを定めたのが電子契約法になります。例えばお客様が誤ったクリックをしたり、子供がいたずらをしてクリックをした場合、ネットショップ側が承諾メールを送信する前であれば注文の取り消しが可能になります。

売り上げをアップさせる為のポイント

ネットショップでは立ち上げても、中々売り上げが伸びずに閉店するお店が多く存在しています。ですので、立ち上げた後には売り上げをいかに上げるかが、最も大切な業務となってきます。その為には、いくつかのポイントがありますので、ご紹介していきます。売り上げを生み出していくのは当然お客様になりますので、お客様目線に立つことが必要となってきます。それには商品の価格はもちろんのこと、文章のテイストや決済の安全性などになります。まず初めにサイトの見やすさや使いやすさは必須の条件となります。どこにどんな情報があるのかが分かりにくいようなネットショップでは、お客様が利用しにくくなりますので、トップ画面はシンプルにして、アイコンや文字のサイズを大きくするなどして、見やすいホームページにするようにしてください。また文字数が多すぎるのも、お客様が文章を読むことを面倒に感じてしまいますので、伝えたい情報を厳選して必要な情報だけを完結的に掲載するようにしてください。お客様がストレスなくサイトを見ることができれば、商品の購入にも弾みがついてきます。次にサイトの操作性も大切で、例えば決済をするときに情報をどこに打ち込めばよいのか分かりにくいと、それだけでもお客様は購入を止めてしまうかもしれません。ですので、ページのアイコンが次への手順へと進みやすい配置になっているかなどの配慮が必要です。決済の時点で迷うお客様が多いようであれば、どの段階までページが進んでいるのかや、どこの時点で離脱をしてしまったかなどを調べる必要があります。また商品をカテゴリーごとに検索をできるようにしたり、価格ごとに検索ができるなどの使いやすさも、お客様が利用してくれるサイトになるのかの分かれ道となりますので、詳細な検索をできるようにしましょう。そして、お客様が最も見ているのが安心して利用できるサイトなのかという事です。ネットショップは人が見えない状態で購入をする為、悪質な業者も多く存在しています。記載されている商品の情報は正しいのか、個人情報を適切に取り扱っているのか、しっかりと商品を届けてくれるのかなどを提示することが大切です。さらには決済の安全性の提示はもちろん、お問い合わせに素早く対応してくれるなども、お客様の安心感アップにつなげることができます。

ネットショップは実店舗よりも手軽に始めることができることから、多くのお店が出店しています。それゆえに競争も激しく、立ち上げても売り上げが伸びずに閉店をしていく店舗も多く存在しています。生き残っていく為には、ただ商品を売るのではなくお客様が安心・安全に利用できるように、さらには快適に利用できるように工夫をしていく必要があります。

この記事を書いた人

株式会社UPF

株式会社UPF

東京都中央区に本社を構える株式会社UPFです。 日本全国を対象にPマーク(プライバシーマーク)とISMS(ISO27001)の新規取得コンサルティング、取得後の運用支援事業を展開しております。 プライバシーマークについてのお問い合わせ・ご相談は→03-6661-0846セキュリティーコンサルティング事業部まで

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