プライバシーマーク(Pマーク)とISMSを取得にかかる費用面から比較

【2026年10月時点の注記】
本記事は2017年2月の公開時点の情報をもとにしています。プライバシーマークの申請料・審査料・付与登録料・再現地審査料は、2026年10月1日の申請分から改定されています。改定後の料金は「プライバシーマークの審査料金が2026年10月から改定に|値上げの背景と取得・更新企業が今すべきこと」をご確認ください。ISO/IEC 27001は2022年に改訂され、2013年版からの移行期限は2025年10月31日で終了しています。最新の取得の流れは「ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得の完全ガイド」で解説しています。
昨今企業の情報漏えい事件がマスメディアにおいて報道されることも多くなってきており、企業が情報セキュリティに関する認証をもつことは、顧客に対して信用を得るためには必要不可欠なことになってきたといえるでしょう。主な認証としてプライバシーマーク(Pマーク)とISMSがあることは広く知られていることですが、企業の経営者の立場からすると、どちらの認証を得るのが適切かの判断はなかなか難しいものがあります。
この記事のポイント
- 主な認証としてプライバシーマーク(Pマーク)とISMSがあり、前者は個人情報の保護、後者は企業の事業の上で重要な情報資産の保護に重点が置かれている
- Pマークの費用は事業者の規模によって変わり、2年毎の更新にも費用がかかる
- ISMSは基本的に値段は高くなることが多いが、事業所や組織単位で認定をうけることができるため、安くなる可能性もある
- 申請料や審査料だけでなく、設備費・人件費・教育費や、取得支援サービス・コンサルティングを受けるための予算も必要
両者の比較において、審査機関や審査の基準からくる目的の違いがまず重要でしょう。
前者は企業全体に適応され、個人情報の保護に重点が置かれています。後者は、事業所や部署毎に適応され、企業の事業の上で重要な情報資産の保護に重点が置かれてます。
また一般的な消費者の知名度はプライバシーマーク(Pマーク)のほうが高いこともあり、BtoCがメインの会社はこちらのほうを取るのが一般的です。逆に取引先が法人や企業が多いならば、ISMSを取ったほうがよい印象をあたえることができます。またこちらは国際規格なので国外の企業が取引相手になる場合でも有利になる可能性があります。
目的とは別に費用面が気になるところです。前者は審査機関がひとつしかないので、会社の規模によってほぼ値段は決定してしまいます。それとは逆に後者は審査機関を選択できるので選び方次第で値段が変動します。ただし大体の相場においては後者のほうがお金がかかることが多いといわれています。
プライバシーマーク(Pマーク)の取得にかかる費用
この制度は一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が認定する、個人情報を取り扱うことができる事業者を認定する制度であり、認定されると特定のマークをつけることができます。
具体的な費用は、事業者の規模によって変わりますが、申請費は一律51429円で、こちらは事業規模によって変化はしません。それとは別に、審査費と付与登録料は事業規模に基づいて変化しますのできちんと知っておく必要があるでしょう。申請料込で小規模だと30万円、中規模だと61万円、大規模だと123万円ほどの予算が必要です。
事業規模は、製造業だと小規模が2人から20人まで、中規模が300人まで、大規模が301人以上です。ほかの卸売業、小売業、サービス業だと小規模が2人から5人まで、中規模が100人まで、大規模が101人以上です。自身の業種と規模からどの程度の予算を用意すればよいのか知ることができます。
また、一度認定を得たからといって恒久的にそれが続くわけでは当然ありません。この制度においては、2年毎に更新を必要としています。更新料も新規に認定をしてもらうときと同様、事業規模によって値段が変化します。小規模が22万円、中規模が46万円、大規模が92万円ほどかかります。
| 事業規模 | 製造業 | 卸売業・小売業・サービス業 | 新規(申請料込) | 更新 |
|---|---|---|---|---|
| 小規模 | 2人から20人まで | 2人から5人まで | 30万円ほど | 22万円ほど |
| 中規模 | 300人まで | 100人まで | 61万円ほど | 46万円ほど |
| 大規模 | 301人以上 | 101人以上 | 123万円ほど | 92万円ほど |
このような認定制度で信用を得るためには、認定を維持し続けることが大切です。単純に認定にかかる値段だけではなく、更新料も考えて予算を考える必要があるといえるでしょう。
ISMSの取得の場合
こちらは認定する規格はあれど、認定する機関を選ぶことができるので費用は変動します。きちんと認定する機関を選定すれば安くとはいっても、プライバシーマーク(Pマーク)の中小の基準で100万円程度かかる場合が多いので、基本的に値段は高くなることが多いと考えられています。
更新の頻度は3年と、2年に比べて1年長いので、更新料は安くなりそうだと考える人もいます。しかし、毎年審査が必要であり、その審査にはお金がかかります。そのため、更新頻度が3年だからといって、更新料が2年と比較して安くなるわけではなく、基本的には高くなります。
こうして比較すると、より多くのお金がかかってしまうと思われますが、適応範囲の違いに注目する必要があります。あちらの制度が企業全体に適応されるのに対して、こちらは事業所や組織単位で認定をうけることができます。そのため、大規模扱いの企業の一部門などが情報セキュリティに関する認証を受けたい場合は、安くなる可能性も十分にあります。
またすでに、プライバシーマーク(Pマーク)の認定をうけている企業でも、それだけでは対応できないシーンがでてきた場合に、追加でISMSの認定をうける事例があります。この時には、会社すべてに適応しなくてよいので必要な事業所だけに認定をもらえばよいので予算は少なくすみます。このように二つの制度の認定をもらう場合において、適応範囲を指定できるのが優れているところだといえるでしょう。
プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスの費用
認定を受けるためには、申請や審査、更新料とは別に様々なお金がかかることは知っておきましょう。
両制度共に、認定されるための基準があり、審査する機関があります。既に述べた通り、一度認定されるだけではなく更新の必要もあります。認定にせよ更新にせよ、ただ普通にしているだけで通るものではありません、基準をクリアするように認定をうける企業が各自努力をする必要があります。
その為、制度の認定をうけるためにかかるお金は、申請料や審査料だけを額面通りに用意するだけでは足りません。その審査基準をクリアするためにする行動にかかるお金も考えないといけません。
もっとも具体的なものは、根本的なセキュリティ強化のための機材や人員の強化をする必要があり、その為の設備費と人件費があげられます。設備や人が既に社内にあるものを利用して、認定の基準をクリアできるものだとしても、基準をクリアするためには再び学び直すための教育費がかかる場合もあります。
また、情報セキュリティを業務としておこなっている会社なら別ですが、殆どの会社は認定とは違う業務をおこなっています。それゆえ、認定基準をクリアするための努力をするにしても、それを独自でおこなうのは限界があります。
そういった場合には、プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスや、各種コンサルティングの力を借りることになるので、そういったサービスを受けるために予算が必要なことも覚えておく必要があります。
申請料・審査料以外にかかる主な費用
- セキュリティ強化のための機材や人員の強化に必要な設備費と人件費
- 基準をクリアするために再び学び直すための教育費
- プライバシーマーク(Pマーク)取得支援サービスや、各種コンサルティングを受けるための予算
現代は、情報漏えいの危険性が叫ばれるようになってきて、企業だけではなく一般市民も情報セキュリティに対する意識が強い時代だといえるでしょう。そうした意識の芽生えは、比較的近年におきたものです。そのため、プライバシーマーク(Pマーク)もISMSも全方位に万全といえたものではないかもしれません。
しかし、両制度共に企業と取引先の信頼を築く上においては、非常に役に立つものであり、他の有効的な方法が存在しているわけではありませんので、必要不可欠なものになっていくと考えられます。それは両制度共に、認定者数が急増していることからも明らかだといえるでしょう。
認定をうける際においては、自分達の経営する企業にとってどのような制度が適切なのか、しっかり知る必要があります。そのための方法として、両制度が対象としているものや目的をはっきりさせることから始まり、それにかかる予算まで含めて理解することです。理解したうえで、両制度どちらが自分達の企業にふさわしいか正しい選択をするようにしましょう。
また、どんな制度も適切に運用してこそのその真価を発揮するといえます。その為、ただ認定をうけるだけで終わりにするのではなく、認定の維持の為に必要な更新料についてもきちんと知る必要があります。信頼をつくる制度というものは持続してこそのものです。更新料などの維持することも視野にいれて、きちんとマッチする制度を選択しなくてはなりません。
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- ✅ 多くの企業様への支援実績(業界トップクラス)
- ✅ プライバシーマーク(Pマーク)審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍
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- ✅ Pマーク・ISMS・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXのワンストップ支援
- ✅ 取得後の年間運用・更新まで一貫サポート
【2026年10月1日現在の注記】
株式会社UPFの支援実績は、累計5,695社です(うちPマーク4,261社、ISMS 1,199社、TISAX 110社〈2026年9月時点〉)。数字の定義と集計時点は「UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠」をご覧ください。
Pマーク新規取得の支援費用は49万円〜(税抜)で、取得時・更新時ともに全額返金保証が付いています。
ISMS新規取得の支援費用は65.8万円〜(税込)の一括料金です。取得後から次回更新までのサポートは無料で、取得できなかった場合は全額返金します。期間は最短5ヶ月が目安です。
まずはお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら
よくある質問(FAQ)
Q. ISMS認証取得にかかる期間はどれくらいですか?
A. 一般的に8〜15ヶ月程度です。株式会社UPFでは業界トップクラスの実績で最短ルートのサポートを提供しています。
Q. ISMSとPマークの違いは何ですか?
A. ISMSはISO国際規格に基づく情報セキュリティ全般の認証、PマークはJIS規格に基づく日本独自の個人情報保護認定制度です。
Q. ISMS認証のコンサル費用は?
A. 業界相場100万円〜300万円のところ、株式会社UPFは業界最安水準で全面サポート。まずは無料相談でお問い合わせください。
※ 本記事は2017年2月時点の情報をもとに、株式会社UPFが監修・執筆しています。Pマーク・ISMSに関する最新情報は無料相談でご確認ください。
株式会社UPFについて(2026年10月1日時点)
株式会社UPFは、プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS(ISO/IEC 27001)・AIMS(ISO/IEC 42001)・TISAXなどの認証の取得・運用支援と、セキュリティ監査、AI利用ガイドラインの策定支援を行う情報セキュリティの専門会社です。
- 創業:2005年5月(認証取得支援は2009年から)
- 支援実績:累計5,695社(うちプライバシーマーク4,261社、ISMS 1,199社)
- 継続率:95%(2020〜2026年平均。初めてUPFを利用したお客様が、次回の更新もUPFに依頼した割合)
- 体制:プライバシーマーク審査機関(JIPDEC)の現役審査員が在籍(自らがコンサルティングを担当する企業の審査は行いません)。年間2,000件を超える審査関連の情報が社内に集まります
- 自社でも取得:プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISO/IEC 27701
- 拠点:東京(本社)・名古屋・福岡。全国の企業に対応
- 数字の定義と根拠:UPFの支援実績・継続率などの数字の定義と根拠
この記事を書いた人
株式会社UPF
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