学力テストサーバーのID流出 帯広の中学、個人情報なし
学力テストサーバーのID流出 帯広の中学、個人情報なし
4月27日の北海道新聞の記事です。
文部科学省は27日、全国学力テストに関連するシステムに使用するID・パスワードが帯広市立の中学校から漏えいしたことを発表した。学力テストの結果や個人情報などは含まれておらず不正アクセスも確認されていないということである。
同省はこちらの中学校のPC2台がウィルスに感染していたとみている。今回は個人情報などが含まれていなかったため大事には至らなかったようだ。
学校関連の情報漏えい事故はどうしても厳しい意見を受けがちだが今年は1月から特に漏えい事故が多いように感じる。しかしながら民間企業と大きく違うのは不正アクセスやシステムの脆弱性を突かれるケースが極端に少ないことにある(そもそも校内のPCはセーフティネット的に不適切なサイトへのアクセスはブロックされている)。その分、校内に出入りする生徒含む人間の人的要因で漏えいするケースが大量にある。個人情報保護対策といっても一概に取り決められないものである。
(記事より抜粋)
同省によると、漏えいは22日に発覚し、すぐに使用を停止。帯広市立の中学校のパソコン2台を使い、サーバーに3回アクセスを試した形跡があったという。同省は中学校のパソコンがウイルスに感染した可能性があるとみており、帯広市教委などが調査している。
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株式会社UPF
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