CT検査画像も…マイナンバーで患者データ共有
CT検査画像も…マイナンバーで患者データ共有
3月29日の読売オンラインの記事です。
前橋市と群馬大学は今後県内の医療・介護機関と連携して検査画像データや処方箋データをマイナンバーで共有するシステムをスタートした。サーバーは群馬大学が管理し、各医療機関は端末を通じてアクセスするという。
このシステムは転院をした際に患者が同じ検査を受けるなどの二度手間をなくし、適切に受診できる体制作りの基盤となる。一点懸念があるとすれば、サーバーの一拠点で運用管理されている点である。これはつまり、群馬大学のサーバーが不正アクセスを受けた際に県内の患者データが流出してしまうリスクも孕んでいるということである。逆にこの管理体制が成功すれば全国が模範し医療業界の革新的一件ともなりうるのであるため、注目は今後も高まるだろう。
(記事より抜粋)
全国初の取り組みで、総務省が1000万円助成し、他の地域での展開も目指す。病院を移った患者が同じ検査を受ける無駄を省き、継続性のある診療につなげるのが狙いだ。
この記事を書いた人
株式会社UPF
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